パワートレインは2.4Lディーゼルターボ＋8速AT

三菱自動車は7月25日、ミッドサイズSUVの新型「パジェロスポーツ」をタイで世界初披露。同国での販売を開始した。新型は、洗練された力強いエクステリアに上質さと快適性を兼ね備えたインテリアを採用。８インチカラー液晶メーターやスマートフォンでも開閉できるエレクトリックテールゲートなど、先進性と高い利便性も備わっている。

パジェロスポーツは、昨年度グローバルで約7.7万台を販売した三菱自動車の世界戦略車のひとつ。タイにおける生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランドのラムチャバン工場で生産され、今後フィリピンやオーストラリアなど約90カ国に順次展開していく計画となっている。

パジェロスポーツは、間もなく日本での販売が終了する「パジェロ」で培ったオフロード性能と信頼性・耐久性に、乗用車並みの快適性・機能性を融合させたミッドサイズSUV。新型では「Elevate your Journey」をモデルチェンジのキーワードとし、力強さを高めながら洗練させたエクステリア、先進的な機能装備と上質かつ快適なインテリアを実現。ユーザーの冒険心や探求心に応える1台に仕上げられた。

エクステリアは、「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトが進化。グリルから連続するヘッドライトと、バンパー左右コーナー部に配置したコンビネーションランプによりワイド感が強調された。また、良好な視界を維持しつつ従来よりもボンネットを高くした厚みのあるフロントフェイス、立体的で力強さを増したメッキパーツなどにより、さらに洗練されたフロントデザインとなっている。

インテリアは、先進的で便利な新コンポーネントとして視認性に優れる8インチカラー液晶メーターや8インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオ（SDA）を採用。新たにハンズフリー機能付きエレクトリックテールゲート（セーフティ機構付き）も採用された。また、スマートフォンでのエレクトリックテールゲート開閉機能や、ドアロック忘れなどを通知しスマートフォンから施錠できる降車リマインダーなど、多彩な便利機能を提供する三菱リモートコントロールを搭載。Bluetoothにより車両とスマートフォンを連携させている。

また、フロアコンソールとドアグリップの形状を変更してステッチ付きソフトパッドを追加。より快適な居住空間とするとともに質感が向上。さらに、コンソール下部にはキーなどの小物類を収納できることに加え、左右どちらからでも出し入れできるアンダートレイを新採用している。フロアコンソール後端にはAC電源（150W）を新採用、従来のUSB端子とあわせて後席での使い勝手も向上している。

パワートレインは、2.4L MIVECディーゼルターボエンジンと8速ATの組み合わせ。高い環境性能と軽快な走りを両立し、従来の先進安全装備にレーンチェンジアシスト（LCA）と後退時車両検知警報システム （RCTA）を加えることで安全性能を強化。4WD車には、あらゆる路面状況で最適なトラクション性能と優れたハンドリング性能を両立するスーパーセレクト4WD-Ⅱを搭載している。また、オフロードモードによりエンジン、オートマチックトランスミッション、ブレーキなどの制御を最適化、悪路での走破性が最大限に高められている。

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