「Q8」以上にクーペらしい? アウディが「Q3スポーツバック」を発表

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150psの2Lディーゼルや230psの2Lガソリンターボを搭載

7月24日、アウディは「Q3」に新たなボディバリエーションとなるクーペタイプのSUV、「Q3スポーツバック」を設定したと発表した。欧州市場では今秋から導入される予定で、ドイツ市場での販売価格はディーゼル車の「35 TDI Sトロニック」が4万200ユーロ(約484万円)、ガソリン車の「45 TFSIクワトロSトロニック」で4万6200ユーロ(約556万円)からとのことである。

Q3スポーツバックのボディサイズは全長4.50×全幅1.84×全幅1.56mで、ホイールベースは2.68m。スタイリングは、力強さと高い精度を感じさせるデザインでまとめられている。クーペライクなルーフラインを描くキャビンは、コントラストカラーでペイントされたアタッチメントとともに、SUVならではのキャラクターを際立たせている。

低いルーフラインがフラットなDピラーへと流れ込み、ルーフエッジスポイラーへと繋がるフォルムが特徴的なボディの全高は、Q3より約30mm低く設定。筋肉質なフォルムをさらに強調している。フェンダーの造形は4輪駆動システム「クワトロ」の存在を暗示させる力強さが表現されている。

エアインレットを統合したフロントバンパーや、エアロパーツに囲まれた低いウインドーは、このモデルのワイド感を高めるディテールだ。マトリクスLEDを採用したヘッドライトやフラットな形状のリヤコンビネーションランプのデザインも、新世代モデルを感じさせる洗練性が感じ取れる。

パワーユニットはガソリンとディーゼルエンジンを設定。「45 TFSIクワトロSトロニック」には、230psを発揮する2Lガソリンターボを搭載。一方ディーゼルの「35 TDI Sトロニック」には150psを発揮する2Lディーゼルターボを積む。上位機種には「クワトロ」4輪駆動システムが組み合わされる。また、年内には48Vシステムを組み合わせるマイルドハイブリッドが追加される予定だ。

3名掛けのリヤシートは130mmの前後スライド機構を備えているほか、3分割の可倒機構を採用。さらに後席シートバックは7段階にリクライニングさせることが可能というから、クーペSUVとはいえ実用性は高い。

ラゲッジルームの容量は530Lを確保。分割可倒式リヤシートのアレンジにより、最大で1400Lまでその容量が拡大できる。さらに荷室フロアは2段階の高さ調整が可能で、荷物の大きさや形状に合わせて荷室をアレンジできるのも特徴となっている。

先進運転支援システムでは、車線逸脱警告と車線変更警告を含む4つの機能を標準装備。さらにオプションで、進行方向や横方向の視界をサポートする「アダプティブドライブアシスト」を用意。この機能は360°カメラによるパークアシストシステムや、駐車スペースから後退して出庫する際に側方から車両が来る場合に警告を発するリヤクロストラフィックアシストが含まれる。

そのほか、Apple CarPlayやAndroid Autoへの対応を含む、スマートフォンとの接続を可能にした先進のコネクテッド技術や、音声認識機能付きのインフォテイメントシステムが採用されている。

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