狭いワインディングもスーイスイ! 軽量コンパクトなシトロエンAX GT【旧車ビギナーは要注意!100万円でドロ沼に陥る!?】

毎月編集部員がこれは! と思った趣味グルマを紹介する”100万円でドロ沼に陥る!?”。今回は、本誌の長期レポートコーナーへデビューと同時に加入し、愛されたシトロエンAX GTをご紹介します。軽量コンパクトなボーイズレーサーをお探しの方は必見!

シトロエンAXとは?

シトロエンAXは1986年のパリ・サロンにてデビューし、国内へは1989年から正規輸入されている。5ドアの14TRSと、ここで紹介する3ドアのGTがラインナップされた。1990年には1.4Lの排気量はそのままに、燃料装置がキャブレターからインジェクションへと変更されている。

100ドロ生活はじめませんか?

知らず知らずの内に100ドロの深みにハマってしまいそうなクルマが、今回紹介するシトロエンAX GTだ。

エンジンは水冷のSOHC直列4気筒で排気量は1360cc。これは5ドアモデルと同様だが、スポーティモデルらしく最高出力は16psアップの83ps。キャブレターはソレックス製だ。

AXは本国では1986年にデビューしており、国内へは1989年から正規輸入されている。西武自動車とともに、マツダ系ディーラーのユーノスでも取り扱われていたことをご存じの方は多いだろう。ラインアップされたのは5ドアの14TRSと、ここで紹介するスポーティな3ドアのGT。1990年にマイナーチェンジされ、燃料装置がキャブレターからインジェクションへ変更されている。なおインジェクションモデルは、新車当時の1990年に本誌の長期レポート車コーナーにて数回にわたって紹介しているので、気になる方は本棚から引っ張り出して読み返していただきたい。

ホイールはGT専用デザインのアルミで、タイヤサイズは155/65R14。ちなみに、新車当時の標準装着銘柄はミシュランMXLだった。リアスポイラーもGTの専用装備となる。

今回のAX GTは1989年式の前期モデル。エンジンはソレックスキャブが装着されたSOHC直4で、最高出力は83ps、最大トルクは11.8kg-mを発揮する。驚く数値ではないが、車重は750kgと非常に軽量なため、想像以上に俊敏な走りを体感できるはずだ。数値だけの比較で言えば、ホンダS660の6速M/Tは車重が830kgのため、AXが80kgも軽く、馬力でも19ps上回っている。と言われると、ちょっと気になるクルマになったのではないだろうか。余談だが、インジェクションモデルのGTiは820kgのためS660とほぼ同じ重量だ(エンジン出力は上がっているが……)。

ダッシュパネル上にひび割れはあるものの、メーターやスイッチ類のコンディションは年式を考えると良好と言える。ステアリングはノンオリジナルのアバルト製が装着されていた。

やっぱり初期モノAX GTに限る、と思われれば数値を出したかいがあるというもの。クルマの楽しさ=スペックではないが、カタログのスペックで、実車を想像することもクルマ選びの醍醐味だ。

バケットタイプのシートはGTの専用装備。配色、デザイン、座り心地ともにシトロエンらしさが光る。

Text:中本健二/Kenji NAKAMOTO Photo:山本佳吾/Keigo YAMAMOTO カー・マガジン450号(2015年12月号)より転載

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