トヨタ・クラウン 2.0 RSアドバンス vs BMW 440i グランクーペ Mスポーツ 新型クラウンは欧州車に対抗する術を得たのか?【清水和夫のDST】#95-1/4

ブレない姿勢を貫き磨きをかけるBMW

今回の2台は価格が300万円も違うし、エンジンの排気量も大きく異なる。クラウンが不利という声は多数かもしれないが、数値の背景にあるクルマづくりの考え方を評価することは可能だと思う。

そこでクラウンである。ドライバーズカーを目指したのか、メルセデスのような快適性と安全性を重視するセダンをつくりたかったのか? ニュルで鍛えたといっても、どのように反映されているのか、わかりにくかった。一方の440iはコンセプトが明快で、BMWが得意とする部分(性能)が磨き抜かれていた。その明確さがわかりやすさに通じるのであれば、課題はそこにあるはずだ。

RESULT

クルマの魅力や意思は明確でなければならない

●BMW・440iグランクーペMスポーツ:16/20点

●トヨタ・クラウン2.0RSアドバンス:13/20点

※通信簿は絶対評価なので比較した点数ではない。

リポート:清水和夫/K.Shimizu フォト:篠原晃一/K.Shinohara ル・ボラン 2019年1月号より転載

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