先進安全機能や電動パワートレイン、コネクティッド機能などすべてを連携。CT5から導入。
米ゼネラルモーターズ(GM)が次世代のデジタル・プラットフォームを発表。自動運転につながるGM独自の運転支援システム「スーパークルーズ」を始め、電動パワートレイン、先進安全機能、インフォティメント機能、コネクティビティ機能などすべてを包括する基盤となり、今年4月に発表されたキャデラックCT5の2020年モデルから採用する考えだ。
この新デジタルプラットフォームは現行の約5倍となる1時間あたり最大4.5テラバイトのデータ処理能力を持ち、10ギガbpsの高速通信を可能にしている。この大容量通信機能により、スマートフォンなどを介して常に最新の機能にアップデートでき、次々と進化する安全機能やコネクティッド機能をとり入れることでランニングコストの低減にも貢献してくれそうだ。
気になるサイバー攻撃への対処も抜かりなく、GM独自のサイバーセキュリティ組織が開発した保護機能を搭載。世界各地で開発してきたセキュリティ機能により、不正アクセスなどのリスクを大幅に低減している。
日本仕様への搭載時期は未定ながら、2023年までにすべてのGM車に採用するというこの新デジタルプラットフォーム。使い勝手や走行性能への関与度合いなど見えない部分がどこまで進化しているのか、詳細部分の公開に期待したい。
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