現行の「ラスト・コルベット」がオークションの最高額で落札

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約2億9000万円という記録的な落札額を記録

ゼネラルモーターズは、現行の7代目「シボレー・コルベット」の最終モデルをオークションにかけ、その収益をステファンシラートンネルトゥータワーズ財団に寄付することを予告していたが、そのオークションである「バレットジャクソン」が6月28日に開催。ブラックボディの「コルベットZ06」が、270万ドル(約2億9000万円)という記録的な額で落札されたことを発表した。

ステファンシラーファウンデーションの会長兼CEOであるフランク・シラー氏は次のようにコメントしている。
「この寄付で壊滅的な障害を受けた退役軍人に、彼らの自立と質の良い生活を提供するために少なくとも5戸の家が建てられます」

ステファンシラートンネルトゥータワーズ財団は、2011年9月11日に起きたテロの際、多くの人命を救うためにワールドトレードセンターで命を捧げたニューヨークの消防士スティーブンシラーの英雄的行為に対して設立された財団。この財団を通して集められた資金は戦闘で負傷した兵士のための施設の建設や、殉職した治安当局職員とその家族への援助、消防士のための火傷治療への援助に使われている。

コルベットZR1(2019)

同財団は過去5年間で1000万ドル(約11億円)以上の寄付を調達してきたが、ゼネラルモーターズはそれに大きく貢献。昨年は220万ドル(約2億4000万円)が寄付されたが、そのうちの92万5000ドル(約1億円)は2019年モデルのコルベットZR1のオークションによって得たものだという。

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