珠玉の「M」から最新モデルまで「BMWの魅力を 味わい尽くす1日」

BMWを極めたいという人に

フリー走行

富士のレーシングコースを使用する午後のフリー走行は、20分×3セットと十分なボリューム。個別にタイム計測も行なわれるので、特にリピーターにとってはスキル向上の目安にもなる。昼食を含む時間帯には、レーシングドライバーの助手席でM5のレーシングスピードを体感できる同乗試乗も実施。

そんな午前のプログラム終了後は、美味しい昼食とレーシングコースにおけるM5の同乗試乗を経て恒例のフリー走行がスタート。富士のレーシングコースを20分×3セット、のべで1時間たっぷり走れるとあって、これを目当てにしているリピーターも多いのだが、今回は天候をはじめとした走らせる環境も良好だった。実は前回までのこのイベント、終日大雨だったり猛暑だったり、さらには時間の都合でフリー走行の一部が事実上の〝ナイトセッション〞になってしまったりとシビアな環境下で行なわれることが多かったのだが、今回は完全なドライ路面で気候的にも熱からず寒からずという絶好のコンディション。参加者はF1も開催された国際コースを舞台に、愛車であるBMWの魅力を堪能しているようだった。

Entrant Voice

村瀬 真さんと雪路さんご夫妻。この種のイベントが好きで、かつてはBMWドライバートレーニングに参加した経験もあるとか。「以前、5シリーズに乗っていた縁もあって申し込みました。今回が初参加ですが、しっかり走れる上に運転の基本に帰れたので楽しめました。Mモデルは速い上に乗りやすいですね。試乗ではX3が好みでした」

かつてはZ3のMロードスターを愛用していたという大澤 崇さんはもっとライトな試乗会をイメージしていたそうだが……。「公式フェイスブックのメール会員だった縁で申し込んだのですが、たくさん走れるイベントだったので楽しめました。最新のMモデルは電子制御回りに興味があったのですが、特にDCTの高い洗練度が印象的でしたね」

イベントとFRのクルマが好きだという秋田哲史さん。お目当ては当然Mモデルだった。「メルマガに登録していたことでイベントを知りました。Mモデルに乗れるならどれでも……、という感じだったので今回は存分に楽しめました。やっぱり高性能なFRモデルは良いですね。でも、ニューモデル試乗で乗ったX系のMモデルも好印象でした」

ちなみにこのフリー走行、ただ走るだけでなく個別のタイム計測も実施されているのだが、回を重ねるごとにラップタイムは向上しているとか。そこで若手インストラクター両氏に参加者の印象を尋ねてみると、久保選手いわく、「もちろん個人差はありますが、この種のイベントに慣れている人が結構いるのかな、と。その点では安心して見ていられました」
一方、根本選手によれば、「当然かもしれませんが上手くなりたい、という向上心を持った人が多い印象です。それだけにジムカーナ・レッスンなどはしっかり効果が上がっているようで、今回も最初と最後で走りが劇的に良くなった人を見かけました」

フリー走行後のアフターブリーフィングが終わると、恒例のじゃんけん大会(プレゼント争奪戦)がスタート。

天候に恵まれ、タイムスケジュールも予定通りということで今回の記念撮影は贅沢にもホームストレートで行なわれた。参加された皆さま、1日お疲れさまでした。

BMWを極めたい、という人にとってこのイベントが充実したものであることは間違いないようだ。

取材協力=ビー・エム・ダブリュー ☎0120-269-437 https://www.bmw.co.jp
富士スピードウェイ ☎0550-78-1234 http://www.fsw.tv/

フォト:小林俊樹(T.Kobayashi)/ムービー:宮門秀行(H.Miyakado)

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