【海外試乗】「メルセデス・ベンツGLC」ミッドサイズSUVのベストセラーがフェイスリフト

完熟のシャシーも嬉しいニュース

現行のGLC250に置き替わる格好となるGLC300は、前述のとおりマイルドハイブリッドを搭載したことがニュース。アクセルを強く踏み込めば電気モーターのアシストが素早く始まり、爽快な加速感が味わえる。もっとも、その度合いはほどよく、不自然さを感じさせない程度。また、アイドルストップ後の再始動などで不快な振動が起きないことも、マイルドハイブリッドの大きな利点だ。

ラゲッジルーム容量はGLCが580LでGLCクーペが500L。3分割可倒式の後席を倒せば、それぞれ1150Lと1023Lまで拡大可能だ。

なお、試乗したGLC300は可変式ダンパー付きの金属バネ仕様だったが、現行モデルに比べてロードノイズ、ハーシュネス、フラット感のいずれもが少しずつ改善されているように思われた。

AMG63とAMG63Sはいずれも4L V8ツインターボを搭載。最高出力は63が476ps、63Sが510psとなる。なお、AMG43も継続販売となる。

最後に試乗したのはトップパフォーマーのAMG GLC63S。踏めば即座に反応する4ℓV8ツインターボは、鋭いレスポンスという点においてこのクラスのトップに位置する。新型ではエンジン、サスペンション、ESP、電子制御デフなどが新たに統合制御された結果、担当エンジニアは「より正確なステアリングを実現した」と主張する。今回は一般公道での単独試乗だったので、その効果を明確には感じ取れなかったが、意外だったのはAMGとは思えないほどソフトで快適だった足回りがいくぶん引き締まり、路面の凹凸を明確に伝えるようになったこと。このほうが路面の状況を把握しやすいと歓迎する向きもあるかもしれないが、快適性だけでいえば現行型に軍配が上がるかもしれない。
日本仕様は220d、300、AMG63のほか、PHVの350eとAMG43が導入予定。MBUXの搭載を含め、GLCの魅力が一段と高まったことは間違いない。

 

リポート:大谷達也/T.Otani フォト:メルセデス・ベンツ日本/MERCEDES-BENZ JAPAN  ル・ボラン8月号より転載

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