BMWが放つ「8シリーズ・グランクーペ」は新感覚の4ドアに転身

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ホイールベースを201mm伸ばして後席居住空間を確保

6月19日、BMWはクーペ、カブリオレに続く新型8シリーズ第3のボディスタイルとなる「8シリーズ・グランクーペ」を発表。6月25〜27日にミュンヘンで開催されるBMWグループのイベント「#NEXTGen」の場で初披露される予定だ。

新型8シリーズ初の4ドアモデルとした誕生したグランクーペのボディサイズは、全長5082×全幅1932×全高1407mm。3023mmのホイールベースはクーペやカブリオレより201mm長い。尾ひれのようにリヤエンドに続くリヤピラーのキャラクターラインが、グランクーペならではのスタリングとなっている。

3名掛けの後席には優れた実用性が与えられている。後席シートバックは40対20対40の分割可倒機構が備わり、荷物の量や形に応じてスペースをアレンジできる。通常の荷室容量は440Lが確保されており、一般的なサイズのゴルフバックを3つ積むことができる。

グランクーペで展開されるモデルはガソリン仕様が「840i」と「840i xDrive」、そして高性能版の「M850i xDrive」、ディーゼル仕様が「840 d xDrive」の合計4モデルがラインアップ。840i系には340ps/500Nmを発揮する3L直列6気筒ターボを、M850i xDriveには530ps/750Nmを引き出す4.4LのV型8気筒ツインターボを、そして840 d xDriveには320ps/680Nmを発する3L直列6気筒ディーゼルターボを搭載。いずれも8速ATのステップトロニックを組み合わせる。ちなみにM850i xDriveの0-100km/h加速タイムは3.9秒で、同じパワートレインを積む2ドアクーペ仕様のそれに0.2秒譲る。

シャシーや足まわりは2ドアモデルからストレッチされたホイールベースに合わせて最適化を実施。全モデルにアダプティブMサスペンションが標準装備されたほか、「M850i xDrive」と「840i」にはMスポーツ・ディファレンシャルを、また4輪駆動のxDrive仕様には後輪も操舵するインテクラルアクティブステアリングを搭載している。

そのほか、リバースアシストを含むパーキングアシストをはじめとする運転支援機能や、BMWインテリジェントパーソナルアシスタントといった先進装備が採用されている。

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