「いまさら」ではなく、今こそ買うべきフィアット・プントで泥沼に陥る!?【旧車ビギナーは要注意!100万円でドロ沼に陥る!?】

コルソ・マルケ38番地に思いを馳せて堪能すべし。

2代目プントのHGTアバルト(130ps)とスペック比較して、スポルティング・アバルトは……なんて言われることもあるが、スペック=クルマの魅力ではないことはカー・マガジン読者であればご存知のはず。ミラノ風やナポリ風などに倣って言うなら、プント・スポルティング・アバルトは、カルロ・アバルトが手掛けた純レーシングマシーンの直系ではなく、その香りをホンノリと漂わせたコルソマルケ風といったところで、やり過ぎない絶妙なバランスが美点だ。

<各部に専用デザイン>
ステアリングやシフトノブに効果的に配されたレッドのレザーが 目を引くインテリア。

イタリアン・ホットハッチの定番モデルのため「今更?」と思われるかもしれないが、内外装のコンディションが良く、実走2万kmなんて個体に出会える機会はめっきり減っている。いまさら、ではなく今こそ買うべきモデルがプント・スポルティング・アバルトだ。

 

1998 FIAT PUNTO SPORTING ABARTH

車両購入価格:590,000 円
心地よい刺激度 ★★★★
実用度 ★★★★
ドロ沼度 ★★★

ハイスペックでなければアバルトの名を冠するに値せず、なんて言う人を笑い飛ばすぐらいの度量を持って、スポルティング・アバルトの本質に触れてみたい方は一見の価値あり。走行2万kmとローマイレージで、鮮やかなイエローのペイントがヤレていない点も嬉しい。

【SHOP INFORMATION】
FIORANO
住所:〒306-0616 茨城県坂東市猫実1452-1/電話:0297-39-2416/営業時間:10:00-19:00/定休日:水曜日
http://fiorano.server-shared.com

Text:中本健二/Photo:前田恵介/カー・マガジン460号(2016年10月号)より転載

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