スタリッシュなデザインを追求

4月23日、ルノーは小型商用車（LCV＝ライトコマーシャルビークル）の新世代モデルを発表した。

発表会では、バンタイプの「マスター」や「トラフィック」、ピックアップトラックの「アラスカン」の新型が披露されたわけだが、そのほかに、コンセプトモデルも登場。「カングーZ.E.コンセプト」である。

カングーZ.E.コンセプトは、2020年に市販モデルが見込まれている次世代カングーを示唆するモデル。披露されたコンセプトカーはあくまでEVのショーカーであるとルノーは説明しているが、ボディフォルムやデザインエレメントは、次期市販型に反映される可能性が高そうな完成度を見せている。

外観ではカングーらしいボディフォルムを踏襲しながら、新世代ルノー車を感じさせる前後のシグネチャーライトの採用が目新しい。ドアミラーに代えてサイドビューカメラが装着され、大径ホイール&タイヤを装着している点はショーカーらしいが、全体から漂わせる雰囲気は従来型以上にスタイリッシュだ。

パワーユニットなどのスペックに関しては今後の発表を待つことになるが、日本でも確かな人気を得ているカングー、いよいよフルモデルチェンジに向けて着実に開発が進められていることが、今回の発表で明らかとなった。