アストンマーティン初のEV、「ラピードE」の生産モデルが発表

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0-100km/h加速は4.2秒。ハインドリング特性はラピードAMRと同等

4月16日に開幕した上海モーターショーで、アストンマーティンは同社初のEV「ラピードE」の最終生産バージョンを初公開した。

パワーユニットは800Vのエレクトリックシステムを採用。65kWhのバッテリーは5600以上のリチウムイオンバッテリーセルで構成され、V12エンジンやトランスミッション、燃料タンクが配置されていた場所に搭載される。

モーターはリヤアクスルに2基搭載され、合計で610ps以上の最高出力と950Nmを引き出し、4.2秒の0-100km/h加速、250km/h(リミッター作動)の最高速をマークする。一方で、航続距離はWLTPモードで約322kmを実現。

ドライビングモードはパワーユニットとハンドリングの両方で選択できる3つのモード「GT」、「スポーツ」、「スポーツ+」を設定。2基のモーターはリミテッド・スリップ・ディファレンシャルを介しているので、ガソリンエンジン仕様の高性能版であるラピードAMRと同等のハンドリング特性が与えられている。

デザインは同社の設計チームとエンジニアリングチームが手がけ、ラピードのエレガントなフォルムを基に、最適な空力性能を引き出せるように仕立てられた。フロントでは伝統的なグリルをハニカムデザインに変更されているのが目をひく。

インテリアでは、従来のアナログメーターの代わりに10インチのデジタルディスプレイが採用され、バッテリーの充電状態やモーター出力レベル、回生パフォーマンス、リアルタイムのエネルギー消費量といった情報を表示。室内のマテリアルの多くにはカーボンファイバーが用いられている点も特色だ。

アストンマーティンの英国セント・アサン工場で作られるラピードEの生産台数は、世界155台限定。同社ではすでに市販モデルのオーダーを受け付けているとのこと。

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