アウディが次世代モビリティコンセプトの「AI:ME」を発表

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自動運転レベル4に対応したコンパクトEV

アウディは、4月16日〜25日まで中国で開催される上海モーターショー2019において、将来の自動運転に対応したコンパクトサイズの都市型モビリティEVコンセプト「アウディAI:ME」を初披露した。

このコンセプトカーのボディサイズは全長4.3×全幅1.9×全高1.52mで、ホイールベースは2.77m。4名乗車のコンパクトなハッチバックボディだが、観音開きのドアやセンタートンネルのないキャビンフロアにより、広々とした室内空間を実現している。65kWのバッテリーを組み合わせるドライブユニットはリヤアクスルに配置され、170psを発揮するモーターを搭載する。

エクステリアでは、歩行者やサイクリストといった他の道路利用者とのコミュニケーションが取れる前後のライトが目をひく。これはアウディのLEDデジタルマトリックス技術によるもので、ライトユニットに搭載されるマトリックスプロジェクターは、グラフィック表示によって歩行者などに信号を送ることができるほか、路面や壁に投影することで注意を促すことができる。さらにこのプロジェクターは周囲を照らすことができるため、他の道路利用者に安全を提供することも可能だ。

自動運転はレベル4に対応しているので、場所は限定的だが運転をクルマに任せることができる。その場合はステアリングホイールが収納できるようになっている。

インテリアのマテリアルはウッドなど、自然由来の素材が用いられ、リラックスできる空間に仕立てられている。インパネには3次元のOLEDモニターが搭載され、ナビゲーションやインフォテイメントシステムを表示するほか、VRゴーグルを装着すれば映画やインタラクティブゲームなどを3Dで楽しむこともできる。

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