うつくしき里山を抜け若狭の海と京の都を結ぶ「鯖街道」(滋賀県/福井県/京都府)【日本の街道を旅する】

街道ひとくちメモ

鯖街道として有名なのは旧・朽木村や熊川宿を抜けていく比良山中のルート。現在の国道367号/303号/27号がこれにあたる。このほか、少し西よりの丹波山中をゆく国道162号・周山街道、敦賀から琵琶湖畔へと抜ける国道161号・西近江路なども鯖街道と呼ばれてきた。

トラベルガイド

02【見る】
宿場風景を取り戻した町
旧逸見勘兵衛家(きゅうへんみかんべえけ)

江戸時代の宿場風景が色濃く残る福井県若狭町の熊川宿。この旧逸見勘兵衛家は、朽ちかけていた造り酒屋を町が譲り受け、修復・改装を施したもの。喫茶や買い物が楽しめるほか、宿泊(素泊まり8,000円から)も可能。通りの並びには熊川宿資料館(入館料200円/9:00-17:00/月曜休館)もある。

●入館料200円/10:00~16:00/土日祝を中心に一般公開/若狭町熊川30-3-1/0770-62-0800

 

03【見る】
山里の暮らしが息づく
美山かやぶきの里(みやまかやぶきのさと)

美山町北村(現・南丹市)は全50戸ほどの小さな集落だが、そのうち38戸が茅葺きの建物。これは白川村の萩町集落、福島県の大内宿に次ぐ戸数の多さを誇っている。県道沿いの食事処では地場産のそばを味わえるほか、集落内に民宿が何軒かあり、民宿の夕食は美山名物・地鶏のすき焼きを堪能した。

●見学自由/南丹市美山町北/0771-77-0587(かやぶきの里保存会)

※掲載データなどは2011年9月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。

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