日本の大動脈の傍らにいまなお残る万葉の小径「東海道駿河路」(静岡県)【日本の街道を旅する】

街道ひとくちメモ

日本の東西を結ぶ幹線道路、東海道が本格的に整備されたのは江戸時代に入ってからのこと。日本橋から京の三条大橋までの492kmには53の宿駅が置かれ、多くの旅人が行き来した。このうち箱根から島田までの97kmが駿河路と呼ばれ、ルートは現在の国道1号(旧道)とほぼ一致する。

トラベルガイド

01【見る】
広重の絵そのままの風景
薩た峠(さったとうげ)

富士の眺めでは東海道随一の呼び声も高い薩た峠。展望台からは歌川(安藤)広重が描いた『東海道五十三次・由井』と同じアングルで、駿河湾越しの富士山を見ることができる。興津駅と由比駅の間には遊歩道(約6.5km/2時間)があり、散策に最適。由比の町には東海道広重美術館(入館料510円)もある。

●静岡市清水区/区間距離8km(興津中町-由比宿)/054-375-5166(東海道由比宿交流館)

02【食べる】
東海道名物のとろろ汁
元祖・丁子屋(がんそ・ちょうじや)

江戸時代から街道の名物として知られてきたのが丸子(まりこ)のとろろ汁。丁字屋の創業は慶長元年(1596年)といい、茅葺き屋根の建物は歌川広重の『東海道五十三次・鞠子』に描かれたままの姿をしている。メニューは丸子定食(1,512円)など。麦飯にかける白味噌仕立てのとろろ汁が絶妙の味わい。

●11:00-19:00/木曜定休(月末は水木休)/静岡市駿河区丸子7-10-10/054-258-1066

03【見る】
伊豆半島から御前崎が一望
高草山・笛吹段公園(たかくさやま・ふえふきだんこうえん)

標高501mながら、まわりに遮るものがないので、高草山に登るとすばらしい眺めが広がる。この笛吹段公園周辺からは、眼下の焼津市街はもちろん、伊豆半島や御前崎までが一望。花沢の里から高草山を越えて宇津ノ谷峠(静岡市方面)へと抜ける道もあるが、分岐や行き止まりが多いので注意が必要。

●入場自由/焼津市坂本/054-626-6266(焼津市観光協会)

※掲載データなどは2011年9月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。

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2019/03/19 13:00

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