フィアットがピュアEVのコンセプトを発表

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次世代型パンダを示唆

3月5日から開催されているジュネーブ・モーターショー2019で、フィアットはブランド創立120周年を記念したEVコンセプト「フィアット・コンセプト・チェントヴェンティ」を発表した。ちなみにチェントヴェンティとはイタリア語で「120」の意味だ。

このコンセプトカーは、フィアットの提案する手頃な価格で手に入るコンパクトEVで、すでに世界中で多くの人々に親しまれている「500」や「パンダ」のように、民主的な小型車を目指したものとなっている。

ボディサイズは全長3680×全幅1740×全高1527mmで、ホイールベースは2430mm。コンパクトなボディながらキャビンスペースを最大限に確保したパッケージを実現している。

このモデルのユニークなところは、カスタマイズの自由度が高い点にある。ユーザーの好みに応じてルーフやバンパー、ホイールカバー、ラッピングフィルムを、それぞれ4つのカラーから選択できる「4Uプログラム」を設定。一方、インテリアでは必要に応じて収納ポケットやドリンクホルダー、オーディオスピーカーなどが取り付けることが可能だ。

モジュール式バッテリーの搭載もユニークで、工場出荷時には100km程度の航続距離を実現するバッテリーがひとつ搭載されるが、ユーザーの要望に応じて積載バッテリーを最大3個追加することが可能。それにより、航続距離は最大で500kmまで伸ばすことができる。

フロントマスクにあしらわれる4本の縦線型LEDインジケーターは、初代パンダ(中期型以降)のフロントマスク中央に貼られたエンブレムがモチーフで、充電状況を示す役割も与えられている。

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