「ホンダ CR-V」はプロも認めるタフな相棒! プロカメラマンがその実力を雪山でテストユース!

オン/オフ問わずに高い安心感を与えてくれる

「極寒の雪山にクルマを駐めておくと、走る前にクルマを温めて窓やルーフの雪下ろしをしたり、自分が着替えたり暖を取ったりするためにアイドリングをしていなければならない。ハイブリッドカーならエンジンのかかっている時間を最小限に抑えられるので、お財布と地球に優しそうですね」

と、言いながら彼は慣れた所作でウエアに着替え、ラゲッジからスノーボードとバックパックを取り出す。リアシートはレバーを引くだけでパタンと簡単に倒れるから、スノーボードの収納に困らない。カメラ機材とスノーボードギアを含めて20kg近くにまで及ぶというバックパックを、その重さを感じさせないほど軽やかに背負って、彼は雪山のてっぺんを見る。

ラゲッジルーム(通常時で561L)横にあるレバーを引くだけで後席が畳める。

後席シートバックは60:40 の分割可倒式。レバー操作で倒す/起こすがワンアクションで可能だ。

自ら胸を張ってスノーボードカメラマンと名乗る柳田由人氏だ。今でこそあらゆるスポーツを撮影し、また本誌をはじめ自動車メディアでも活躍する彼だが、その芯にあるのは大自然の中でスノーボーダーの刹那な一瞬を切り取る姿である。トップアスリートとともに雪山に登り、重い機材を背負って彼らと同じペースで滑りながら撮影をこなすのだから、並大抵のカメラマンでは務まらない。彼自身、かつてはプロのスノーボーダーを目指していただけに相当な腕前だ。整備の行き届いたゲレンデだけに止まらず、誰も足を踏み入れない未開の地(バックカントリー)にまで赴いて撮影する。

 

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リポート:中三川大地/撮影:郡大二郎/ル・ボラン 2019年4月号より転載

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