最高速306km/hの「ベンテイガ・スピード」登場
2月14日、ベントレーはベンテイガのトップパフォーマンスモデル「ベンテイガ・スピード」を発表した。
搭載される6L W型12気筒ツインターボエンジンは、635ps/900Nmを発揮。このスペックは標準モデルのそれを27ps上回る。0-100km/h加速は3.9秒(標準モデルは4.1秒)、最高速は306km/h(同301km/h)を実現。ベントレーでは、このベンテイガ・スピードが世界最速の量産SUVと主張している。
走行モードの「スポーツ」では、ベンテイガ・スピード専用のチューニングを実施。W12エンジンや8速ATのレスポンスだけでなく、サスペンションや「ベントレー・ダイナミックライド」のレスポンスも向上。これまで以上にダイナミックで一体感のある走りを実現している。
ベントレー・ダイナミックライドは、世界初となる電動式アクティブロールコントロール。48Vシステムが組み合わされており、コーナリング時のロールを抑制してタイヤの接地性を最大限に高め、クラストップレベルの安定性と優れた操縦性、そして快適な乗り心地を実現する。
オプションで装着できるセラミックブレーキは、6000Nmの制動力を発揮するベントレー史上最大かつ最強のブレーキで、スチール製と比べて20kgの軽量化を達成している。ちなみに耐熱温度は1000℃に達する。
外観ではボディ下部のパーツや前後バンパーのスプリッター、テールゲートスポイラーなどをボディ同色で統一感を演出。フロントドア下部には「Speed」のバッジが装着される。ホイールは新設計の22インチ10スポーク。オプションの「ベントレー・ブラックスペシフィケーション」では、ホイールにシルバー、ダーク、ブラックの3種類の仕上げが選択可能だ。
インテリアではベンテイガで初めてアルカンターラを標準採用したのが特徴。コンソールやインナードアパネルなどには躍動感あふれる優雅なデザインでまとめられている。インパネの助手席側フェイシアにはメタル製の「Speed」バッジを装着。さらにシートのバックレストにもオプションで「Speed」の文字をブラインドステッチ、またはコントラストステッチで入れることができる。インテリアでは、そのほかの部分にもコントラストステッチを入れることが可能で、4シーター仕様の場合はシートのバックレストやドアパッドなどのダイヤモンドキルトにも施すことができる。ちなみに、インテリアに用いられるアルカンターラはオーナーの好みに応じてレザーに無償で変更できる。
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