フォードの運転支援システムが安眠にも貢献?

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スペースを自動的に最適化する「レーンキーピングベッド」を開発

欧州フォードはこのほど、あるユニークなベッドを開発した。その名を「レーンキーピングベッド」という。

夫婦やカップルなど、眠るときに同じベッドを使う人もいるだろう。就寝時はお互いのスペースがきちんと確保されているが、眠りについてから次第にどちらかがスペースを取り過ぎてしまい、もう片方のスペースが窮屈になってしまうという状況を経験したことはないだろうか? 

フォードでは、共有するベッドのスペースを奪ってしまう“スペースインベーダー”の攻撃からなんとか逃れ、お互いが安眠できるスペースの確保に努める策を練った。

冗談のような話にも聞こえるかもしれないが、フォードはこの問題に真剣に向き合ったわけである。ある研究によると、パートナーのいる人の4人に1人は、ひとりで眠る方が望ましいと考えていることがわかっている。窮屈なスペースによって引き起こされる睡眠不足が、注意力不足を招き、ひいては事故の危険性を高めることはいうまでもない。

このベッドは、フォード車の現行ラインナップのほとんどに搭載されている「レーンキーピングエイド」から発想を得たという。レーンキーピングエイドは、ステアリングホイールにアシスト機能が備わることで、自車の車線内を正しく走行できるようにサポートするが、このベッドは内部にコンベアベルトを内蔵することによって自動的に、そして静かに最適な位置に身体を戻してくれるというものだ。

これがあれば、ベッドスペースの奪い合いといったトラブルは解消できそうだが、今回発表されたレーンキーピングベッドはフォードの多角的な取り組みの一環として製作されたもので、あくまでプロトタイプ。市販化に向けたアナウンスはされていない。

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