どの速度域からでも滑らかで力強い加速
実際、サーキットで試乗したみたところ、どの速度域からでも滑らかで力強い加速を実感できる。巡航からの再加速では、音や振動もなく、わずかなアクセル操作でスーッとクルマを前に押し出してくれる。コーナーの立ち上がりで全開にすると、簡単にホイールスピンを起こすほどトルクフルだ。
インテリアは従来モデルと同様。シートやドアトリム、ステアリングホイールなどに鮮やかなブルーのステッチが施されている。フロントシートはサイズも大きめで掛け心地も良好。試乗車のe+Gは本革仕様となる。
ちなみに、バッテリーは大型されているが搭載位置を工夫することで、室内スペースに違いはない。またリーフe+は、ねじれ剛性が従来モデルに比べて8%アップ。厚みが増したバッテリーに対応するため全高は5mm上がっている。ただし重心高は10mm下がり、車体ロール角は0.4G旋回時で5%減少しているという。
エクステリアはフロントバンパーの下にブルーの装飾パーツが備わる。それ以外は従来モデルと同一だ。
気になったのは燃費重視のタイヤのせいか、高速域のスタビリティがやや心許なかったこと。それを除けば加速のスムーズさと乗り心地、そして、静粛性は、高級車を凌ぐレベルにある。
試乗車のタイヤにはダンロップ・エナセーブEC300が装着されていた。
個人的にはボディ、サスペンション、タイヤをトータルでチューニングしたNISMO仕様の追加を期待したい。