アップデート版「BMW7シリーズ」が上海ショーデビュー!

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キドニーグリルを40%大型化

1月16日、BMWは大掛かりな改良を受けた新型「BMW7シリーズ」を発表した。7シリーズの世界販売の44%(2018年)を中国市場が占めていることから、発表会の会場には中国・上海が選ばれた。ちなみに2018年に中国で販売された7シリーズは約2万4500台にのぼったという。

外観では、従来型より40%拡大された大型キドニーグリルを採用し、威厳を高めたフロントマスクが特徴。ヘッドライトはレーザーライト付きでスリムな形状とされた。リアコンビーネションランプは横基調がさらに強調され、全幅を貫く幅6mmのライトストリップを新設。新デザインの前後バンパーを含めて、ボディのワイド感や格調の高さが表現されている。

インテリアでは新意匠のステアリングホイールが採用されたほか、ウッドのデコレーションパネルを刷新。10.25インチのフルHDタッチスクリーンを組み合わせるインフォテイメントシステム「BMWタッチコマンド」は同社最新のBMWオペレーティングシステム7.0を導入。インテリジェントパーソナルアシスタントも搭載されている。

ガソリン車は「M760Li xDrive」を頂点に「750i xDrive」、「750Li xDrive」を設定。ロングホイールベースボディのみの設定となるM760Li xDeriveには、585p/850Nmを引き出す6.6リッターV型12気筒ツインターボを搭載。750i系は530ps/750Nmを発揮する4.4リッターV型8気筒ツインターボを搭載する。

ディーゼル車は、400ps/760Nmを発する3リッター直列6気筒クワッドターボを積む「750d」をトップに、320ps/680Nmの3リッター直列6気筒ターボの「740d」、265ps/620Nmの3リッター直列6気筒ターボの「730d」の3機種が設定され、いずれも標準とロングホールベースの2ボディをラインアップする。また、750dと740dは4輪駆動のxDriveのみが組み合わされ、730dには後輪駆動仕様とxDriveの両方が用意される。

プラグインハイブリッドモデルの「745e」に搭載するパワートレインは、286ps/450Nmを発揮する3リッター直列6気筒ターボと113ps/265Nmを発するモーターの組み合わせ。システム総合で394psを発揮し、50〜58kmのEV航続距離を実現している。

シャシー面では、ラグジュアリーな乗り心地とダイナミックなパフォーマンスの両立をさらに追求。アダプティブサスペンションや2軸エアサスペンションを標準装備したほか、ロールの安定化をアクティブに制御するインテグラルアクティブステアリングを一部グレードにオプションで設定した。

ステアリングアシスタントやレーンコントロールアシスタントを含む運転支援機能では、標準装備のパーキングアシスタントにリバースアシスタントも追加されている。

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