自動車専門メディアからファッション誌まで
ベントレーはこのほど、2017年8月に発表(日本導入発表は同年12月)した新型コンチネンタルGTが、2018年に多くのアワードを獲得したことを発表した。
新型コンチネンタルGTは、地元英国のみならず、ドイツやロシア、フランス、中国など、世界10カ国において、自動車専門メディアからファッション誌に至るまで、さまざまな出版物による合計19のアワードを受賞した。
ベントレー・モーターズの会長兼CEOを務めるエイドリアン・ホールマークは、2018年を振り返りながら次のようにコメントを発表している。
「エレガントで控えめな表現ながら、目を奪われる。卓越したエンジニアリングであれば、皆さんも当然同じことをするでしょう。新型コンチネンタルGTが提供する数々の非凡な能力はユニークであり、誉れ高き我が英国ブランドのみが提供できるものです。世界中の専門家の皆さんが、当社が最高級のグランドツアラーを製作したことを認めてくださいました。私は、このクルマがこれほど高いレベルで認知度を獲得したことを嬉しく思います。来年、新型コンチネンタルGTコンバーチブルがこの高い評価の後を受けることになりますが、これは単に、世界中で誰も見たことがないほど優秀で、最も技術的に進化した製品が、高級車ブランドの一社(であるベントレー)のラインナップに加わるだけのことです」
第3世代を迎えたこの新型コンチネンタルGTは発表されて以来、スーパーカーのパフォーマンスとリムジンの洗練された上質さが組み合わされた卓越したグランドツーリングという評価を得ている。世界をリードするスタイル専門誌「GQマガジン」は、「ベスト・インテリア」アワードに、この究極のグランドツアラーを選出した。同誌の記事では「ベントレーのチャレンジは、ハイテクと驚くほどの贅沢とが交わる場所にスイートスポットを見つけることでした。その挑戦は成功しました。」と掲載し、さらに、「ベントレーは見事な環境を作り出したのです。最高のインテリア? そう、でもまだあります」と語られている。
英国BBCの「トップギア・マガジン」は、「GTオブザイヤー」という称号でコンチネンタルGTのエンジニアリングの奥深さを称え、その出版物で「地球上で最も完成されたGTカーの1台」と表現。とくにこの賞は、このクルマの道路上での落ち着きに授与されたもので、次のように表現されている。「入り組んだ小道を今までよりずっと通りやすくなった」
初開催の「ニューズUKモーターアワーズ」は、「タイムズ」紙および「サン」紙の出版物を含め、コンチネンタルGTを「ラグジュアリーカー・オブザイヤー」に選出。審査員は、「そのキャビンは、オテル・ド・パリ・モンテカルロのプリンセス・グレース・スイートに指名されたのかと思えるほどの豪華さ」とのことで、「多くのスポーツカーとは異なり、旅がはじまったときも、到着したときと同じくらいに寛いだ気分になるでしょう」と記している。
コンチネンタルGTは、ドイツの栄誉あるデザインアワードでも「ベスト・インテリア」および「ベスト・エクステリア・プレミアムブランド」に選ばれ、中国の「ソーフー(捜狐)オート」では「グランドツアラー・オブザイヤー」を、またロシアの出版物、「プライム・トラベラー」による「ベスト・グランドツアラー・フォー・トラベリング・イン・ヨーロッパ(欧州旅行に最適なグランドツアラー)」を受賞した。