【ジムニー徹底解剖-4】新旧ジムニー比較試乗!! 新型有利も捨てがたい先代の魅力があった!

2018/12/18 12:00

ジムニー試乗レポートの第二弾は、先代モデルとの新旧対決。20年も経っていれば、圧倒的な差があるかと思いきや、モデル末期になるほどウィークポイントの改良が進み、完成されていったJB23型は根強く人気をキープしただけあって、新型に負けない部分もみられた。

熟成された先代も評価は高いものの、ほとんどすべてが一新されて飛躍的進化

3代目ジムニー(JB23/43型)が登場して、20年ぶりの新型(JB64/74型)登場となったわけだが、20年間でジムニーは9回もの仕様変更を実施して、なんと10型まで進化させていたことは意外と知られていない。継ぎ接ぎで凌いできたとはいえ、10型のクロカン4WDとしての完成度の高さは、十分な評価に値するものだ。

だが、当然ながら新型の進化はそれをはるかに上回る。コストが非常に高いラダーフレームは完全に新造され、ボディ剛性は大幅に向上。2本の新クロスメンバーに加えて、Xメンバーを追加し、さらに高張力鋼板の使用率を20%から約65%にまで高めた。フレーム剛性の向上は、サスペンションの動きにも大きな影響を与える。一部旧型からの部品流用があるとはいっても、そのフィーリングはまるで別物だ。

対照的な新旧のスタイリング。単体で見るとスクエアな新型が大きく見えるものの、並べてみるとライトが大きく、丸っこい先代も小さいというよりは存在感のあるカタチだ。

ラダーフレームやボディの剛性強化のみならず、アクスルハウジングの骨格も強化されている。こうした各部の見直しは、驚くほどの乗り味の違いとなって顕れている。ステアリングダンパーの新採用も見逃せない改良であり、高速走行時のシミーが旧型とは比べものにならないほど軽減されている。またプロペラシャフトの新工法の採用によって、パワートレーンから出ていた耳障りなノイズも解消された。

 

山崎友貴(やまざき ともたか)
フリーエディター。四輪駆動車雑誌編集長を経て、SUVやキャンピングカーなどを中心に記事を執筆している。Jeepラングラーで日本全国の山に出向き、登山や岩登りをするのがもっぱらの趣味。

テキスト:山崎友貴/フォト:宮越孝政

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