【嶋田智之の月刊イタフラ】いきなり復帰したと思ったら勝っちゃった!

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S.ローブってもしや超人?

ラリーを知る人なら誰でも知ってる、セバスチャン・ローブというフランス人ドライバー。世界ラリー選手権9連覇という記録はまず破られることはないだろうといわれていますし、ラリーだけじゃなくサーキットでのレースやラリークロス、ラリーレイドでもキッチリと結果を残しています。
長年シトロエンのエースだった彼は2013年シーズン末に現場から引退してたのですが、この2018年、突如としてシトロエン・ワークスからC3WRCを駆って3戦のみスポット参戦することを発表し、ファン達を喜ばせました。毎年のようにWRCへの復帰を待ち望む声とウワサが飛び交っていましたが、ようやく、だったのです。
そしてこの10月、3戦目となるWRC第12戦ラリー・カタルニアで見事に優勝を果たしたのでした。復帰1戦目のメキシコではSSトップタイムを何度か叩き出しながら5位、2戦目のコルシカではクラッシュもあり14位。さすがにブランクがあるとキツイかと思ってた矢先の、実に5年半ぶりの優勝だったのです。
でも……いくら元絶対王者だったとはいえ5年以上も現場から離れてて、フツー、3戦目で勝てたりします? やっぱりローブは超人。まだ現役で行けちゃうでしょ。来年に期待しちゃいたい……。

ル・ボラン 2019年1月号より転載

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