VW初の小型SUVは全長4.11m
フォルクスワーゲンは10月25日、同社初となる新型小型SUV「Tクロス」を発表。オランダ・アムステルダム、中国・上海、ブラジル・サンパウロの3カ所で同時にワールドプレミアイベントを開催した。
Tクロスは小型車クラスの多目的で実用的なSUVとして誕生。全長はティグアン(4.5m)よりかなりコンパクトな4.11mで、ホイールベースは2.56m。キャビンは5人乗りで後席は140mmのスライド機構が備わる。荷室容量は後席使用時で385〜455L。分割可倒式リアシートのアレンジにより、その容量は最大で1281Lに広げられる。
エンジンはガソリン仕様3タイプ、ディーゼル仕様1タイプを設定。ガソリン仕様は95psまたは115psの1.0リッター直列3気筒ターボと、150psの1.5リッター直列4気筒ターボ。ディーゼルは95psの1.6リッター直列4気筒ターボだ。いずれのエンジンも欧州排出ガス基準の「ユーロ6」に適合している。
歩行者を検知する緊急自動ブレーキシステムやレーンアシストシステムをはじめとする先進の安全運転支援機能が標準装備されるほか、オプションでアダプティブ・クルーズ・コントロールやパークアシストなどが選べる。そのほか、コネクティッド機能を備えたインフォテイメントシステムが採用されたのも新世代モデルらしい。
ちなみにドイツでの予定販売価格は1万7975ユーロ(約229万円)から。日本導入に関する情報は今後の発表を待つことになるが、日本に導入されたあかつきには、より扱いやすいサイズのVW製SUVとして、大きな注目を浴びそうだ。
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