BMWの中国戦略が一層強固に

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2020年には年間生産台数が65万台規模に

BMWグループはこのほど、中国におけるパートナーであるブリリアンス・チャイナ・オートモーティブ・ホールディンングス(CBA)との合弁会社である「BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)」が、設立から15周年を迎えたことを発表。さらに2040年まで契約を延長したことを明らかにし、10月11日に調印式を開催した。

さらにBMWグループは今回の契約延長により、BBAの株式を従来の50%から75%に増やすとともに、新車工場へ30億ユーロ(約3900億円)を新たに投資。2020年の初頭からは年間生産能力を65万台に拡大し、5000人の新規雇用を創出する計画だ。

BMWグループは、中国が依然としてダイナミックな成長市場であると、この市場の重要性を強調。合弁会社であるBBAがこれまで成功を収めてきたことを踏まえて、今後も中国における持続可能な発展に貢献していく構えを明確にした。

BBAの工場は2017年に約40万台を生産。瀋陽のTiexi(鉄西区)で生産しているモデルはBMW1シリーズや2シリーズ・アクティブツアラー、3シリーズ・セダン(ロングホイールベース仕様含む)、プラグインハイブリッド仕様を含むX1。一方、Dadong(大東区)の工場では5シリーズ・ロングホイールベース(プラグインハイブリッド仕様含む)やX3を生産。2020年以降は、Dadongの生産ラインを完全電気自動車のBMW iX3に転用し、中国から世界の市場に輸出する見通しだ。

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