特別なフェラーリ、「488ピスタ」のスパイダーが欧州デビュー

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フェラーリ史上最も高性能なスパイダー

フェラーリは10月2日、同社の歴代50番目のオープントップモデルとなる「フェラーリ488ピスタ・スパイダー」をパリ・モーターショーで披露。8月に米カリフォルニアで開催された「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」でのワールドプレミアに続き、欧州初公開となった。

488ピスタ・スパイダーは、2018年3月のジュネーブ・ショーで披露されたクーペモデル「488ピスタ」のオープントップ版。488ピスタのベースは488GTBで、ミッドシップマウントされる3.9リッターのV8ツインターボエンジンは720ps/770Nmを発揮する。パワーウエイトレシオは1.92kg/psを誇る。トランスミッションはF1-7速デュアルクラッチを組み合わせる。

オープンモデルながらその実力はクーペの488ピスタに劣らず、乾燥重量1380kg(空車重量1485kg)のボディを停止からわずか2.85秒で100km/hまで到達させ、340km/hの最高速をマーク。ちなみにフィオラノ・サーキットのラップタイムは1分21秒5で、フェラーリの歴代スパイダーでもっとも高性能なモデルだという。

メカニズム面ではそのほか、新世代のサイドスリップ・コントロールシステム(SSC 6.0)や、新型のミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2タイヤの採用が特徴。また、488ピスタと同様に、キャリパーに働くブレーキ圧を調整するフェラーリが独自に開発したソフトウェアを活用したラテラル・ダイナミクス・コントロールシステムを装備している。タイヤサイズは前245/35R20、後330/30R20で、ブレーキサイズは前398×223×38mm、後360×233×32mm。100-0km/制動距離はわずか29.5mだ。

折りたたみ式のメタルルーフを採用したエクステリアは、ダイヤモンド仕上げを施した星型10本スポークデザインのホイールが目を引く。ホイールはこのほかに、標準仕様より20%軽量なワンピースのカーボンファイバー仕様がオプションで用意される。

インテリアはカーボンファイバーとアルカンターラが多用され、専用デザインのカーペットやアルミ製ペダル&フットレストを採用。ドアハンドルはストラップタイプとしている。

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