「技術」と「デザイン」で先進性を表現
アウディ ジャパンは9月5日(水)、旗艦サルーンの「新型A8」および、プレミアム4ドアクーペである「新型A7スポーツバック」を国内初披露。東京渋谷区においてプレスカンファレンスを開催した。
国内導入時期が近いことから同時発表となったこの2モデルの発表会では、この9月にアウディ ジャパンの代表取締役に着任したフィリップ・ノアック氏が登壇し、日本着任の挨拶とこのプレスカンファレンスが開催できた喜びをコメント。続いてドイツ本国から来日した、アウディAGエクステリアデザイナーのアマール・ファヤ氏が、フラッグシップサルーンの第4世代となる新型A8と7年ぶりにフルモデルチェンジを遂げた新型A7スポーツバックそれぞれに投入された、新世代デザインのポイントを解説した。
新型A8については、アウディAGのチーフデザイナーであるマーク・リヒテ氏から、「アウディ・クワトロのDNAを盛り込む」という課題が与えられたことに触れ、A8のデザインを洗練させるべく「エレガンス」と「スポーティ」「先進性」を軸に、ボディ全体のフォルムを中央でバランスさせて、路面を掴むイメージを強調。フロントのシングルフレームグリルを幅広くし、オプションのレーザーライトで先進性を、LEDライトを備えたリアセクションはヨットのエレガントさをイメージしたとのこと。
一方の新型A7スポーツバックは、新世代デザインの端緒となった「プロローグ・コンセプト」を忠実に再現。上部のグリーンハウスを1/3に、ボディ下部を2/3とする理想的なバランスを採用しながら、リアハッチゲートを含む優れたパッケージングによって実用性をスポイルしていないとコメント。また、12個のLEDを並べたヘッドライトのアニメーション機能も先進性を表現したデザインである。
インテリアでは、両モデルに共通となる新しいインターフェイス「MMIタッチレスポンス」を採用。上下に備えたふたつのタッチ式液晶パネルは、音と触感によるフィードバックや手書き機能を備え、スマートフォンのような直感操作が容易となっている。また、LTEネットワーク接続を活用したインフォテインメイトおよびコネクティビティも最新世代に進化を遂げている。
そのほか機能面でのトピックは、レベル3自動運転を見据えたレーザースキャナーとミリ波レーダー、カメラ、超音波センサーなど最大23のセンサーを使った「セントラル ドライバーアシスタンス コントローラー(zFAS)」の採用やオールホイールステアリング(4輪躁舵)、48Vマイルドハイブリッドの全車搭載が挙げられる。
9月6日(木)から発売がスタートする、新型A7スポーツバックは3.0リッターV6ターボ(7速DCT/340ps&500Nm)を搭載。車両価格は「A7スポーツバック55 TFSIクワトロ・デビューパッケージ」が9,880,000円。「 A7スポーツバック55 TFSIクワトロSライン」が10,660,000円。
一方の新型A8の発売は10月15日(月)から。車両価格は3.0リッターV6ターボ(8速AT/340ps&500Nm)搭載の「A8 55 TFSIクワトロ」が11,400,000円。4.0リッターV8ツインターボ(8速AT/460ps&660Nm)の「A8 60 TFSIクワトロ」が15,100,000円、同ロングボディは16,400,000円となる。
アウディジャパン https://www.audi.co.jp/jp/web/ja.html