【嶋田智之の月刊イタフラ】先月に引き続き、ステルヴィオ試乗記

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曲がる、曲がる、チョー曲がる!!

先月は高速道路を主体としたステルヴィオのGT性能についてお話をいたしましたが、実はその1300kmのロングの中で、当然ながらワインディングロードやちょっとしたクローズドコースなどもとっぷり走り込んできました。

ステルヴィオ、曲がります! チョー曲がります! 驚いちゃうほど曲がります! これほどまで曲がるのが楽しいSUVは初めて。ボルボのXC40あたりもいいセンですが、これはちょっと別格。

フォト:山本佳吾

そもそもステアリング・ギア比、ご存知ですか? 何と12.0対1なんです。普通のセダンで18くらい、スポーツモデルでも15くらいが標準的だっちゅーに。つまり、めちゃめちゃクイックなんですよ。ほかにもあれこれ要素はあるけど、とにかく並みのスポーツカーよりも遙かに鋭くバランスよく曲がるのです。アジリティの側面から語りたくなるSUVなんて聞いたことないでしょ? しかもステルヴィオのオンデマンドAWD、悪路のためというより明らかにワインディングとかを速く走らせるためのヨンク。驚いたことにリアがスライドすると瞬時にフロントが気持ちよく引っ張ってくれて、それがまた楽しかったりするのです。もうホント、「キミってSUVだよねぇ?」って訊ねてしまいそうなくらい、バリバリのハンドリングカー。個人的には今年乗った中でベスト3に入る楽しいクルマなのです。

LE VOLANT 2018年10月号 Gakken Plus

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