熱波以上に熱い! 「M」づくしの富士スピードウェイ

ル・ボラン読者の感想は?

富士スピードウェイを会場とする恒例イベントの「BMWワンメイク・ドライビング・レッスン」だが、今季2回目の開催では、ル・ボラン誌の読者を特別にご招待。初参加の感想を訊いているので、ここでは改めて本誌リポートでは触れられなかったコメントを紹介しよう。まずは以前に3シリーズ(E36型)や5シリーズ(E39型)などを所有した浅野さん、実は現在アウディの販売を手がけているそうで、今回はM5に興味津々だったというが……

「乗用車系のMモデルでは初の4WDということで、RSのアウディと競合しますから“敵情視察”に(笑)。結論からいうとM5は良い意味でBMWらしく、RS系アウディとはまったく別のキャラクターだったので、そういう意味では安心しました。もちろん、スポーツ4WDとしての完成度が高いので強敵が生まれたことは間違いありません。でも、それぞれを支持するお客さんの嗜好は異なるはずですから棲み分けはできるのかな、と」

一方、長年初代M3(E30型)を愛用する狩野さんはM2が目当てだったというが、あいにくイベント時はM2コンペティションの発売前夜ということで“欠席”。それでも最新のMモデル体験は印象的だったとか。「当たり前の話ですけど、世代が異なるので全然違っていましたね(笑)。M5は乗り心地も良いですし、進化しているのだなぁ、ということは理解できました。そうした意味でも今回M2がなかったのは残念でしたが、M2コンペティションの出来映えに興味が沸きました」

そんな狩野さんの影響でE30型320i(のMT仕様)や同じく初代M3を購入したというK.Iさんは「狩野さんに薫陶というか、洗脳されまして(笑)。特にMTで乗るBMWのおもしろさにはまってしまいました。ですから、最新世代のMモデルがクルマとして魅力的なのは今回十分に確認できたのですが、やっぱりBMWはMTで乗りたいな、と。そういう意味で興味があるのはM2で次回に期待というところです」

ではMモデル全般にご興味があったというJ.Bさんはどういう印象だったのか?「今回はM5を筆頭とするMモデル目当てで参加したのですが、BMWが長年こだわっている重量配分のメリットや素直なハンドリングが実感できて楽しめました。M5などは乗り心地も上質で、これなら日常のアシに使っても問題ないな、という印象です。実は、以前家族用にE90型の330iを購入したのですが、ランフラットタイヤの乗り心地が不評で、それ以降BMWを購入しようとすると反対されてしまって。私は気に入っていたのですけどね(笑)。でも、今度のM5なら説得できると思いますよ」

そんなMモデルの中では、特にM4 CSが印象的だったというのはX6を日常のアシに使用している保屋野さんだ。「私、実は音マニアで排気音の良いクルマが好きなんです。それでM4は上陸当初に早速試乗したのですが、エンジンがターボ化されたノーマルの音はちょっと好みと違っていて、それなら全然キャラクターが違うBMWにしようということでX6を選んだ経緯があります。元々は5シリーズが好きなんですが。でも、M4 CSは音だけでなく走りが全然ノーマルとは別モノで好印象でした。これならターボでも許せるかな、という仕上がりが興味深かったですね」

同じくM4 CSが印象的だったとコメントするのは、2シーター好きで現在は987型のポルシェ・ケイマンとダイハツ・コペンを愛用している安藤さん 「正直、私の生活環境だとリアシートは不要だったりするのですが、純粋なスポーツモデルとしてのM4 CSは魅力的でしたね。実用的なクーペありき、という性格はBMWらしくもありますがCSはベース車とは異なる性格なので、これはこれでアリだと思いました」

という具合に、皆さんそれぞれの嗜好に合わせて最新のMモデルを楽しめたご様子。今後の要望としては、同じような機会をBMWだけでなく「他ブランドと比較できる環境で(浅野さん)」というものもあったが、果たして主催する側の対応はいかに?

取材協力=BMWジャパンhttps://ww.bmw.co.jp/富士スピードウェイ http://www.fsw.tv//BMWクラブ・ジャパン http://www.bmwclubs.ne.jp/

フォト:小林俊樹 T.Kobayashi/ムービー:宮門秀行 H.Miyakado

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