マニア必見! ジムニーマイスターが教える「新型ジムニー」のツボ!【開発コンセプト編】

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20年目を迎えたジムニー愛好者のためのバイブル「ジムニー天国」が注目するポイントとは!?

スズキ・ジムニーを120%楽しむためのバイブルとして、最新モディファイ&チューニングスタイルや「最強カスタムマシンカタログ」などを毎年お届けしてきた「ジムニー天国」編集部が新型ジムニーのポイントを総ざらいする。

開発コンセプト

スズキは6月18日、20年ぶりにフルモデルチェンジをした『ジムニー』および『ジムニーシエラ』の概要を発表。そして7月5日、正式発表・発売となった。初代ジムニーは1970年に登場。その後、1981年にSJ30をリリースし2代目へと進化。3代目となるJB23/JB33は1998年に発売された。その後、20年にわたりジムニーはさまざまな改良を重ねてきた。その48年という年月のなかで積み重ねてきた進化の結晶が、新型ジムニー&ジムニーシエラに凝縮されている。

ジムニー、およびジムニーシエラは、他に類を見ない小型本格オフローダーとして北米を除く世界各国へと輸出され、その累計は285万台にもおよぶ。ユーザーの中にはプロのハンターや林業従事者、さらには山岳や極寒地においては消防や警察、郵便など、官公庁で使用されている実績も多い。開発陣はそんなプロユーザーに対してもしっかりと使ってもらえる性能にしたと胸を張る。概要発表会で、ある開発スタッフが「これまで登れた道は新型でも登れなければいけない」と言ったが、新型のコンセプトはまさにこの言葉に集約されている。

スズキのホームページには、先行してティザーサイトが公開されていて、そのボディ形状を見て先祖帰りと思ったかもしれないが、それは違う。悪路での使用をシリアスに考え、世界のプロユーザーからの意見を取り入れてデザインした結果、オフロードカー伝統の形となったのだ。その上で、ジムニー伝統のラダーフレームと3代目(正確には2代目末期から採用されている)で採用されたコイルスプリングサスペンションや3リンクレイアウトを採用。さらに、環境性能にも配慮したエンジンや先進の安全装備などを装備することでジムニーを進化させている。

類まれなる走破性と先進の装備を有した唯一無二の存在。それが『ジムニー』および『ジムニーシエラ』なのだ。

Photo&Text:石上智章

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