アウディが地元で“エアタクシー”プロジェクトを支援

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インゴルシュタットで試験運用へ

アウディはこのほど、「エアタクシープロジェクト」を支援することを発表。6月20日に地元ドイツ・インゴルシュタットやエアバス社などとのパートナーシップを締結し、調印式が行なわれた。

このプロジェクトは、インゴルシュタット地域における「エアタクシー」、つまり空路を利用するタクシーの試験運用モデルとなるために発足したもの。

先日より、ルパート・シュタートラー氏に代わり、暫定でアウディの取締役会長に就任したアブラハム・ショット氏は調印式で次のように語った。

「コネクテッド技術やEV、自動運転技術は都市交通をより快適で清潔にするとともに、スペースを節約します。つまり、都市の人々の生活の質が向上するのです。これは、(エアタクシーのような)第3次元のモビリティが将来的に大きく貢献できる場所です。このたびのプロジェクトで、インゴルシュタット市に関わっていただいたことを歓迎し、エアタクシーのフィールドとして、この地域の発展を支援したいと思います」

エアタクシーに用いられるのは、今年3月のジュネーブ・ショーでコンセプトモデルが披露された「Pop.Up Next」。これはドローンの技術などを活用することによって、空路の移動も可能にする次世代型電動モビリティ。アウディと航空機を製造するエアバス社が共同で開発し、イタルデザインがデザインを担当している。

このプロジェクトを進めることによって、「都市や人々のさまざまなニーズに対する新しいモビリティコンセプトの開発を目指してまいります」とショット氏は抱負を述べている。

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