1台に用いられる糸の長さは2.8km!
6月13日、ベントレーの縫製チームは、業界最高レベルのステッチや刺繍と、伝統的にそれを支えてきたスタッフに光を当てて、ミシンの日を祝った。
毎年6月13日はミシンの発明を讃える「ナショナル・ソーイングマシン・デー」。つまり「ミシンの日」である。ちなみに日本ミシンの日は、日付の語呂合せで3月4日。
1919年に創設されたベントレーは、100年近くにわたる歴史のなかで、常にブランドに不可欠な要素を丁寧に磨き続けてきた。インテリアに施される刺繍やステッチの美しさや品質の高さもその一要素。新型のコンチネンタルGTに施されるシートのステッチは、ミシンが可能にする最高の技術が表現されている。「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」と呼ぶステッチのパターンは、高水準のステッチと刺繍が両立させており、古典的なスタイルを実に複雑でモダンなものにしている。
新型コンチネンタルGTに施される刺繍の開発には18カ月が費やされ、個々の菱形を構成する712ステッチをプログラミング。コンチネンタルGTのインテリアに施されるステッチは約30万におよぶが、これを仕上げるのに、7時間以上の時間が必要だという。また、同車のインテリアに用いられるレザーマテリアルは、北ヨーロッパの9カ所から雄牛を調達するのだが、このレザーを縫い合わせるのに使う糸の長さは、1台あたり2.8kmにもおよぶ。
ベントレーの英国クルー工場で縫製チームを率いているのは、37年のキャリアを持ち、若手のトレーナーも務めるリズ・ネイランドと、わずか3年のキャリアながらリズから受けているトレーニングやチームのサポートのおかげで現場の最前線で活躍するゾー・ネビットのふたり。このふたりが率いる縫製チームによって、ベントレーのインテリアに施される高品質で見事な仕上げの刺繍やステッチが実現しているのである。
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