愛されるプレミアムブランドへ
メルセデス・ベンツ日本は去る6月10日(日)、東京港区のTKPガーデンシティ品川を会場に、メルセデス・ベンツのサービス技術を競う「テックマスターズジャパン2018」を開催した。開会式に登壇した上野金太郎代表取締役社長によれば、本大会は最も愛されるプレミアムブランドを目指して現在メルセデス・ベンツ日本が注力する、お客様のブランド体験「ベストカスタマーエクスペリエンス」活動の一環であり、この大会を切磋琢磨し技術を高めあう場とすることが、サービススタッフの技術力とお客様満足度の向上、組織力の強化に繋がると激励した。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は、この大会を技術を高めあう場にして欲しいとコメント。
隔年開催で7回目となる今年は全国正規販売店の約1,900名から選抜された60名が厳しい審査に挑戦。「サービスアドバイザー」「故障診断士」「システムテクニシャン」「メンテナンステクニシャン」「パーツコンサルタント」それぞれで厳選な審査に挑み、5部門ごとに優勝者を決定していく。
代表選手を送り出した各拠点の仲間や家族が見守る中、午前10時40分からスタートした各競技はまさに静かなる闘い。サービスアドバイザーやメンテナンステクニシャン、パーツコンサルタントは顧客に扮した役者とのコミュニケーションが審査され、故障診断士とシステムテクニシャンは実際にクルマと向き合って不具合の原因を探っていくのだ。
各拠点のスタッフと家族たちは同僚の闘いを静かに応援。
顧客への対応をシミュレート。クリアした課題には「いいね」チェックが。
メルセデス・ベンツ日本カスタマー・サービス部門担当の荒垣信賢副社長によれば、今回から審査車両にプラグインハイブリッドモデルを加えるなど、実際の市場に即したサービスに対応できるよう課題を設定。こうした大会でスタッフの意識を高めていくことで、現保有70万台というユーザーに適宜対応したいとのこと。実際にテックマスターズ出場を経験したマネージャーが、スタッフにテクニックを伝授していくといった良い循環も見られるようだ。
メルセデス・ベンツ日本代表取締役副社長でカスタマー・サービス部門を担当する荒垣信賢氏
また、学校法人小山学園との提携により、2015年から「東京工科自動車大学校世田谷校」にメルセデス・ベンツコースを新設するなど、未来のスタッフ育成にも余念がない。今大会には同コース2年生の村松美海さんと1年生の鈴木克海さんが見学に来場。「ブランドの魅力が仕事にしたいという動機につながった」「女性スタッフの活躍を見て自分もテックマスターズに出場したい」と述べた。
東京工科自動車大学校世田谷校メルセデス・ベンツコース2年生の村松美海さん(中央)と1年生の鈴木克海さん(左)
なお、今大会各部門の優勝者(写真右から)は、サービスアドバイザー部門:縄田大樹(メルセデス・ベンツ松戸)、メンテナンステクニシャン部門:結綿真也(メルセデス・ベンツ稲毛)、故障診断士部門:中山雄介(メルセデス・ベンツ茨木)、システムテクニシャン部門:寺田康広(メルセデス・ベンツ枚方)、パーツコンサルタント:大森教雄(メルセデス・ベンツ中野)の5名。優勝者は欧州で行われる研修旅行に参加してさらなる技術向上を目指していくのだ。
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