アイシンが誇る最先端パワートレイン技術【人とくるまのテクノロジー展2018横浜】

塚田勝弘
AUTHOR
2018/06/02 08:39

5月23日(水)から25日(金)まで、(神奈川県横浜市西区)パシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2018横浜」。基本的には「B to B」の展示イベントではあるが、学生から一般の人まで毎年多くの来場者を集める。注目ブースを数回に分けてお届けしよう。

中核企業であるアイシン精機をはじめとしたアイシングループが掲げたテーマは、同グループが注力している分野でもある「ゼロエミッション」「自動運転」「コネクティッド」の3つ。やはりトヨタ自動車への採用例が目を惹く展示で、とくにパワートレイン関連の最新技術の展示が際立っていた。

日本初公開のシミュレーター

「CES2018」で世界初公開され、「人とくるまのテクノロジー展」で日本初公開となったのが、ナビ連携ニューマチックシート。アイシン・エィ・ダブリュなどアイシングループがカーナビで培ってきた位置情報技術を組み合わせたシミュレーターで、「先読みオートサイドサポートシート」「先読みオートリフレッシュシート」「プローブ連動お知らせシート」の3つを体感できる。運転状況や渋滞など道路状況に応じてシートを作動させるのが特徴だ。キャデラックなどが車線逸脱時に座面を振動させる機能を採用しているが、近い将来の自動運転時代には、ドライバーや乗員が常に触れている(座っている)シートをフル活用する可能性は十分に高い。

次世代「4WD」はPHV、EV化も見据える

2018年2月、トヨタは報道陣に向けて、次世代パワートレインや4WDシステムなどの技術を発表した。同展のアイシンブースには、トヨタとMTのスペシャリストであるアイシン・エーアイが開発した新型6MTのカットモデルを展示。同MTは、FF用で許容トルクは280Nm、質量は40kg。日本では搭載車種が減り続けているMTだが、従来よりも7kg軽量化し、世界トップクラスの伝達効率、シフトチェンジ時に自動的に回転合わせを行う制御などが盛り込まれている。

そのほか、EV走行が可能で、8段変速によるスムーズな走りが可能になる1モーターハイブリッドトランスミッション(既存ATのトルコン部分にモーターとクラッチを配する)を参考出品。こちらは、2018年度中の量産が予定されているという。

また、プレミアム4WD向け電気式4WD駆動ユニット(eAxel)は、高速域までモーター走行が可能。リヤに搭載することでプラグインハイブリッド化、さらに、エンジンを取ってしまえばEV化も可能だという。最大出力は106kW(バッテリー電圧350V)、最大トルクは2400Nmとアナウンスされていて、トヨタの「次の次のE-Four」になる可能性もありそうだ。

フォト&リポート 塚田勝弘

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!