ドイツ勢が中心に展開予定の充電器はスタイリッシュ

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ユーザーの扱いやすさも重視

BMWグループはこのほど、同社の傘下でインダストリアルデザインやクリエイティブコンサルティングを手がけるデザインワークス社とのパートナーシップによる新世代急速充電施設のデザインを発表した。

欧州では昨年、急速に高まりつつあるクルマの電動化による給電設備の需要に応えるべく、BMWグループとダイムラーAG、アウディとポルシェを含むフォルクスワーゲングループ、そしてフォードによるジョイントベンチャー「IONITY(アイオニティ)」が設立された。彼らの計画によれば、最大350kWの充電容量を備えた欧州の充電規格「Combined Charging System」を使用して、1施設あたり最大6基の充電スタンドを備えたステーションを、高速道路や幹線道路に約120km間隔で設置。2020年末までに400カ所を見込んでいる。

今後、欧州の主要道路における新しい充電施設を、デザインワークスの設計チームは「オープンで軽く、クリア、使いやすい雰囲気を発散するもの。非常に魅力的なデザインであることが重要だ」と説明。昼夜を問わず特別な魅力を放つ、いわば建築物的な魅力を与えたという。充電スタンドには明快な表示を特徴とするタッチスクリーンが組み込まれ、扱いやすさをアピール。夜間ではスタンドの上部に設置されたライトリングなどによって、ユーザーに充電状態を分かりやすく伝えられるような工夫も凝らされている。

アイオニティとデザインワークスは6月11〜15日に開催される世界最大級のIT関連見本市「CeBIT」において、この新しい充電スタンドを発表する予定だ。

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