海外を含めたトータルの販売は30万台以上に

日産自動車は20日、同社の電気自動車「日産リーフ」の初代モデルからの国内累計販売台数が10万台を突破したと発表した。

日産は、2010年12月に世界初の量産型電気自動車として初代「日産リーフ」を発売。同車は、これまでにグローバルに累計で30万台以上を販売し、世界で最も販売されている電気自動車となっている。

日産は、企業活動から排出されるCO2の削減に加え2050年までに新車のCO2排出量を2000年との比較で90%削減するという長期ビジョンを10年前に掲げている。また、リーフをはじめとしたゼロ・エミッション車の普及や、クルマから家庭へ電力を供給する｢リーフ・ツー・ホーム｣、使用済みバッテリーを再利用した再生可能エネルギーの導入、他社や自治体との連携による充電器普及など、包括的なゼロ・エミッション社会構築に向けたさまざまな活動も行なっている。

さらに、世界中のユーザーに向けた安全かつ持続可能な社会の実現を目指すことを目的とした「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」の取り組みのもとクルマの「電動化」、「知能化」に向けた技術開発を推進。そして地球温暖化やエネルギー問題、交通事故や渋滞など、クルマが関与する社会課題の解決を目指すとともに、クルマと人々の体験をよりエモーショナルなものへと進化させることを目標に掲げている。

2017年10月にフルモデルチェンジした新型リーフは、ゼロ・エミッションであることに加え、初代リーフより蓄積してきたノウハウを活用。電動パワートレインならではのシームレスでパワフルな加速、低重心を活かした軽快なハンドリングを実現した。さらに「プロパイロット」や「プロパイロット・パーキング」などの自動運転化技術や｢e-ペダル｣などの革新技術を合わせ持つ、「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」を象徴するモデルとして好評を博している。

専務執行役員の星野朝子は、「ホームマーケットである国内市場で、『日産リーフ』が累計10万台を販売したことを嬉しく思います。この実績は、商品力や技術力のみならず、『日産リーフ』の素晴らしさに感動し、共感して下さったお客さまが大勢いらっしゃったからこそ成し得たものです。電気自動車の時代が来たいま、私たち『技術の日産』は、『ニッサン・インテリジェント・モビリティ』の取り組みをさらに推進し、支えてくださったお客さまの期待を裏切ることなく、これからも最高の商品やサービスを継続してまいります」と、コメントしている。