メインターゲットはミレニアル世代
BMWの好調なセールスを支えるXモデルに加わった、新型X2の国内導入発表会を4月16日に東京都内の大型スタジオで開催。同日より全国正規ディーラーでの受注をスタートした。
アンベールに先立ちプレゼンテーションに登壇した同社のペーター・クロンシュナーブル代表取締役社長曰く、このBMWが定義するSAV(スポーツアクティビティビークル)は、全世界販売で累計540万台超を記録する大ヒットカテゴリーであり、2010年当時の5,500台から較べても2017年は1万1,000台をセールス。日本国内でも販売モデルの約70%を占めるほどの飛躍的な伸長を見せているとのこと。
今回日本に導入される新型X2は、X6およびX4に続く派生SAC(スポーツアクティビティクーペ)モデルであり、アクティブで独自の価値観を持つミレニアル(2000年代に社会人となるデジタルネイティブ世代)やヤングアットハートなユーザーをターゲットにした、まったく新しいコンセプトのモデルであることを強調した。
「UNFOLLOW=自分の道はいつでも自分で切り開く」をスローガンに掲げ、機械式駐車場にも対応できる、全長4,375×全幅1,825×全高1,535mmに抑えたボディサイズをはじめ、低重心な印象とワイド感を強調した大型エアインテークと台形キドニーグリルの組み合わせや、3.0CSLなどのレジェンドへのオマージュという左右Cピラーに配したエンブレムといった個性的かつ挑戦的なデザインアイコンを投入。スマートフォンを活用したコネクティビティや運転支援機構といった機能性の高さもデジタル世代を狙ったポイントとのこと。
また、今回の新型X2国内導入にともない、BMWの新しいブランドフレンドにタレントの香取慎吾氏が就任。自身も友人を乗せて温泉ドライブに出掛けるほどのクルマ好きとのことだが、今回の就任オファーやクロンシュナーブル社長との会食打合せも、「しばらくはドッキリじゃないかと疑った」と会場の笑いを誘っていた。また現在、X2のスローガン「UNFOLLOW」をテーマにした、スペシャル・コンセプト・ムービーを撮影中とのことで、「X2に乗ってそのままドライブに行っちゃいたかった」ともコメント。
新型X2日本仕様モデルのラインナップは、エントリーモデルが1.5リッター直列3気筒ターボ(140ps/220Nm)に7速DCTを組み合わせた前輪駆動のX2 sDrive18i(4,360,000円)と、同じパワートレインで専用装備が与えられたM Sport X(4,810,000円)。上級モデルには2リッター直列4気筒ターボ(192ps/280Nm)に8速ATを組み合わせた4WD仕様の、X2 xDrive20i(4,740,000円)と同M Sport X(5,150,000円)を用意する。
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