中日本高速が情報収集にブルートゥースを活用

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通過車両が発するブルートゥースからアドレスを取得。正確な所要時間を提供する

工事渋滞などで高速道路の通過時間が読みにくく、イライラした経験した人は少なくないはず。もうちょっと正確な渋滞通過時間が分からないものかと思うが、その対策のひとつとして中日本高速道路会社が「ブルートゥース」の活用を本格化する。

スマートフォンや携帯電話、カーナビの多くがブルートゥース(近距離無線通信規格)を搭載して電波を発しているが、高速道路脇に置かれた受信機で機器に割り当てられたMACアドレスを読み取り、各車の通過時間を計測。そのデータをもとに所要時間を算出し、インターネットを介して道路管制センターへ送られて分析し、道路上の情報板や簡易LED標識に表示するという。

既設の車両感知器より細かいデータが取れるので、区域限定のリアルタイム情報を提供できるというメリットがあり、感知器の設置に比べればコストも抑えられる。すでに中日本高速では’14年から試行導入しているが、プローブシステムのように通過車両から情報を得るだけに正確かつ短時間で情報を提供できる利点はあるものの、半面、MACアドレスに含まれる個人情報や通過情報が筒抜けになる恐れもある。本格稼働するに当たっては、個人情報の保護も考慮しながら進めていただきたいものだ。

 

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