トヨタが事業所内に新しい託児施設をオープン

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受け入れ可能な乳幼児は従来施設の倍以上となる約320名

トヨタは、育児に対する従業員の不安・負担を軽減し、安心して仕事に取り組める環境を整備するため、事業所内託児施設「ぶぅぶフォレスト」を4月2日(月)にオープンする。

世の中のダイバーシティに対する理解が進む中、トヨタ社内においても働き方の多様化が進み、仕事と育児の両立支援を必要とする従業員が増えている。現在、トヨタ社内の3つの託児施設の定員をすべて合わせると約140名の乳幼児受け入れ可能だが、今回オープンする「ぶぅぶフォレスト」の約320名を加えることで、4つの託児施設合計で約460名の受け入れが可能となる。

さらに工場での交替勤務者や、病院の夜勤を伴う看護師など、多様な保育を必要とする従業員の両立支援として、早朝・宿泊保育を導入。本社地域の全工場からのバスによる幼児送迎を新たに導入し、交替勤務者の送迎の負担軽減に加え集団での幼児保育を可能とした。

また、トヨタの事業所内託児施設の特徴として、年度途中でも入所ができるため、早期復職を希望する社員、キャリア入社、海外からの帰任者など、多様な人材の活躍を支えることを可能としている。

そして、同じ敷地内のトヨタ記念病院と連携することで、子どもが病気の際にも安心して預けられる病児保育(トヨタ記念病院病児保育施設 ぴーぽらんど)を新設。専門の資格を保有する保育士と看護師が子どもの体調に合わせて対応できる体制としている。この病児保育は社内の利用対象者だけではなく、豊田市在住の地域住民の方も利用可能とすることで、地域と一体になり、仕事と育児の両立を支援していくこととなる。

なお、本施設のオープンに先立ちトヨタは3月20日に「ぶぅぶフォレスト」の開所式を実施。上田専務役員は開所式の中で、「製造業・自動車産業独自の働き方に対応するため、早朝保育や宿泊保育にも柔軟に対応できる事業所内託児施設の拡大を通じて、従業員の仕事と育児の両立支援を図るとともに、働き方改革をサポートしていきたい」と両立支援・働き方改革に対する思いを語っている。

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