超高級車ならではの苦労? ベントレーが新作ウッドトリムを披露

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米ミシシッピから調達

2月12日、ベントレーはウッドパネルに用いる素材として、新たにアメリカン・レッド・ガム・ツリーから採取可能なリキッドアンバー(液状琥珀)を採用すると発表した。この最高級素材はベントレーにとって7つ目、5年ぶりに追加設定されたものとなる。

同社の専門チーム「ベニアハンター」によって採取されたリキッドアンバーは、アメリカ南東部のミシシッピ湿地帯に生息するアメリカン・レッド・ガム・ツリー。この湿地帯は自然保護のため、ベニアハンターは1年に2回しか立ち入ることができない。この貴重な機会に収穫したリキッドアンバーは、ベントレーの本拠地である英国クルーまで運ばれる。

この素材は深く豊かな茶色の光沢をたたえるようになるまでに、数週間にわたってスモーク処理される。その後、ウッドパネルとして使用するために0.6mmの厚さに裁断。ベントレーの厳格なテストを経て、各ベントレー車のインテリアに装着される。車両に装着できる状態に仕上がるまでに、少なくとも18カ月を要するという。

今回の発表は、細部にまで素材にこだわり抜くベントレーのクルマ作りを明確に表している。ベントレーがラグジャリーブランドであることを改めて認識させるトピックだ。

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