いまどき大注目のラグジュアリー系キャンピングカー最新事情(前編)

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 2018年2月2日(金)から4日(日)まで、千葉県の幕張メッセにおいて日本最大級のキャンピングカーとトレーラーハウスの展示イベント、「JAPANキャンピングカーショー」が開催された。今年も子ども連れのファミリーや愛犬といっしょに会場を回るご夫婦など、多くの来場者を集めて大いに賑わっていた。

 

普段使いもアウトドアユースもこなすVクラスのポップアップルーフ仕様

 輸入車の注目モデルは、同イベントで正規導入が発表されたメルセデス・ベンツ「V220d Marco Polo HORIZON(マルコ・ポーロ・ホライゾン)」。Vクラスのルーフをポップアップ化することで、屋根を開ければ大人2名が就寝可能なベッド(2050×1130mm/最大荷重160kg)が出現する。ルーフはドイツのWESTFALIA(ウェストファリア)製。なお、同車の左ハンドル仕様は、すでにウェストファリアジャパンが導入しているが、メルセデス・ベンツ日本(https://www.mercedes-benz.co.jp/)の正規輸入モデルは右ハンドル仕様で価格は846万円となる。

 ポップアップルーフ機能以外にも1列目の運転席と助手席が回転して、後席との対面モードが可能になるほか、3列目シートのフルフラット機構によって最大3名までくつろげるフロアベッドにできるなど、上下のベッドフル活用すれば子どもが2~3人いる家族でも十分に楽しめそうだ。

 そのほか、3列目のシートアンダーボックスやラゲッジルームセパレーター、リーディングライト、カーテン、電動リヤクォーターガラスなどを専用装備。メルセデス・ベンツ純正アクセサリーには、タープ&カーテンセットをはじめ、サンバイザー、フロントサンシェード、専用バイシクルホルダー、折りたたみ収納箱なども用意されている。

 

VW T6のコンバージョンには電動ポップアップルーフも

 大手ビルダーのTOWA MOTORS(http://towa-motors.com/)が輸入している「California ComfortLine Ocean(カリフォルニア・コンフォートライン・オーシャン)」も輸入ミニバンをベースとした定番モデル。フォルクスワーゲンT6をベースに、電動ポップアップルーフなどが架装された「Ocean(オーシャン)」と、シンプルな「Coast(コースト)」の2グレードが用意されている。

 このポップアップルーフに備えたベッド(2000×1200mm)は、木製ストラットスプリングで快適な寝心地が得られるほか、キッチンや冷蔵庫、クローゼット、ダイネットテーブルなどをフル装備。もちろん8ナンバー登録となる。

 パワートレインは2.0リッターのディーゼルターボと7速DSGの組み合わせで、左ハンドルが標準モデルとなるが、オプションで右ハンドル仕様も設定(39万円高)。この「California ComfortLine Ocean」の価格は、FFモデルが1200万円で4WDモデルが1260万円となる。

フォト 塚田勝弘 K.Tsukada

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