日本導入は2018年、予定価格は451万円から
ジャガー・ランドローバーは7月13日、ジャガーFペイスに続くジャガーSUV第2弾となる「ジャガーEペイス」を本国で発表した。
サルーンのXFとXEの関係のように、EペイスはFペイスよりコンパクトなボディを持つ。スリーサイズは全長4395×全幅1984×全高1649mmで、ホイールベースは2681mm。Fペイスより345mm短く、16mm低い一方で、49mm幅広い。ホイールベースはFペイスのそれより194mm短縮されている。
搭載されるパワーユニットは同社の新世代2.0リッター直列4気筒エンジン「インジニウム」で、ガソリンターボとディーゼルターボの両方を設定。ガソリン仕様では249psや300ps仕様などを、ディーゼル仕様では180psや240ps仕様などをラインアップする。トランスミッションは9速ATが中心で、本国仕様では6速MTを組み合わせるモデルも用意されるという。ちなみに、300ps仕様のガソリン仕様のパフォーマンスは、0-100km/h加速で4.6秒、最高速は243km/h(リミッター作動)とのこと。
駆動方式はAWDが基本だ。Eペイスには「アクティブ・ドライブライン」と呼ぶAWDシステムが採用された。これは、通常時は前輪駆動で走り、走行状況に応じて後輪にも駆動力を分配するもの。これにより理想的なトラクション性能やスタビリティ、ダイナミックなコーナリングを実現する。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアはマルチリンクである。
新世代モデルらしく、安全性能も高水準だ。歩行者検知機能を備えた自動ブレーキシステムの「AEB」や、レーンキープアシスト、交通標識認識機能のトラフィック・サイン・レコグニションなど、最新の運転支援機能が採用されている。
英国本国では2017年中にデリバリーが始まるEペイスの価格は、2万8500ポンドから。日本導入は2018年中になる模様で、ジャガー・ランドローバー・ジャパンの公式ウェブサイトでは、すでに日本仕様の予定販売価格がアナウンスされている。それによると、価格は451万円からだ。コンパクトサイズも魅力のジャガーEペイスは、日本でも大きな反響を呼びそうだ。
英国本国でもEペイスの導入には力が入っているようで、ロンドンで行なわれた発表会では、ユニークなデモンストレーションが会場を沸かせてという。注目は「バレルロール」。ジャンプ台から全長15mにおよぶ特設コースを、270°車両をスクリュー回転させながらジャンプしたのだ。このモンストレーション、ステアリングを握ったスタントドライバーのテリー・グラントが見事成功させ、その場でギネス世界記録の認定を受けた。Eペイスの華麗なるバレルロールは、下記YouTube動画でご確認を。