ダッジ・マッスルアメリカンカーラインナップが完成
ダッジが、アメリカンマッスルカー「チャレンジャー SRT” ヘルキャット」をさらに進化させたモデル、「チャレンジャー SRT ヘルキャットワイドボディ」を発表した。本国での価格は71,495ドル(約801万円)。
「チャレンジャー SRT ヘルキャットワイドボディ」に採用されたフェンダーフレアは、「チャレンジャー SRT デーモン」で初採用されたもので、ノーマルボディに対して全幅が89mmワイド化される。
その「マッスルカー」を体現するボディに組合わせるアルミホイールは新デザインの20インチ。「デビルズ・リム」と呼ばれるスプリット5スポークで、タイヤはピレリPゼロの305/35ZR20を組合わせる。
エンジンはV型8気筒 6.2リッター+スーパーチャージャーHEMIユニットで最高出力707PS、最大トルク89.8kgmを絞り出す。これに耐久性に優れたトルクコンバーター式8速ATが組み合わされる。
ちなみに、これでも怒涛のパフォーマンスなのだが「チャレンジャー SRT デーモン」では、さらにパワフルなV型8気筒 6.2リッタースーパーチャージャーHEMIユニットを搭載。大型のスーパーチャージャー、新設計ピストン、コンロッド、バルブ、デュアルステージ燃料ポンプを採用したことにより、最高出力840PS、最大トルク106.5kg-mを発揮。0-96km/h加速2.3秒、0-400m加速9.65秒(225km/hに到達)を誇る。クオーターマイル加速は、市販車としてギネス・ワールド・レコードに輝くものだが、さらに驚くことに加速時には前輪が89cmもリフトするという市販車初のウイリーを実現。これも、ギネス・ワールド・レコードに輝いているという。
「チャレンジャー SRT デーモン」を筆頭に「チャレンジャー SRT ヘルキャットワイドボディ」を加え、ダッジはアメリカンマッスルカーのラインアップを完成させた。
また、「チャレンジャー SRTヘルキャットワイドボディ」には、新開発の電動パワーステアリング (eps) システムを採用。ストリート (オート)、スポーツ、トラックのモード選択が可能で、走行状態によって最適なパワーアシストを行なう。また「SRTドライブモード」では馬力、トランスミッションのシフト速度、ステアリング、パドルシフター 、トラクションとサスペンションの設定を最適化。カスタム設定は、ドライバーが個々の設定をセレクトすることも可能となっている。そのパフォーマンスは最高速度314km/h、0-96km/h加速は3.4秒、0-400m加速10.9秒とマッスルアメリカンの底力を見せつけてくれる一台に仕上げられている。