グローバル展開も図る、NISMOがロードカーを拡充

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オーテックジャパン内に「ニスモ・カーズ事業部」を新設

 

 日産自動車がNISMOブランドのロードカー事業を拡大する。「NISMOロードカー」と呼ばれる高性能バージョンの拡充を図り、さらに日産ディーラーでの販売などに力を入れるべく、特装車両を手がけてきたオーテックジャパン内に「ニスモ・カーズ事業部」を新設。NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)が培ってきたノウハウと、オーテックジャパンの持つ技術力を融合させ、より信頼性の高い、日産純正品質の高性能車をディーラー経由で提供していく考えだ。

 

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オーテックジャパンとニスモの社長兼最高経営責任者を兼務する片桐隆夫氏は「今まで以上にお客さまに日産車を楽しんでいただけると確信している」と語った。

 

 すでにNISMOを名を冠する高性能バージョンは歴代GT-Rを始め、フェアレディZ、ジューク、ノート、マーチと各カテゴリーにラインナップされ、海外ではセントラやパトロールのNISMOバージョンも販売されている。現在、販売台数は年間1万5000台程度にとどまっているが、今後は対象モデルをさらに増やし、欧米や中東だけでなく世界に販路を求め、グローバル展開を進めることで’20年代には10万台以上に伸ばすとしている。

 

 国内でもNISMOパフォーマンスディーラーの増加、R32GT-Rなど古いクルマへのパーツ供給なども進めていく構えで、NISMOロードカーによるスポーツ走行の講習会もスタートさせる。日産ファンならずとも気になる動きだが、メーカー保証の効く高性能車がディーラーで手に入るとなれば魅力に感じる人も少なくないはず。まずは今年後半に投入予定というニューモデルの登場に期待したい。

 

 

 

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