ルノーはジュネーブショー2017で「ルノーZOE(ゾエ) eスポーツ・コンセプト」を初披露した。
0-100km/h加速はスーパーカー並み!
このコンセプトモデルは、同社の小型電気自動車「ZOE(ゾエ)」をベースに、フォーミュラEへの参戦で培ったノウハウを導入したスポーツモデル。カーボンファイバー製のボディは軽量で、450kgのバッテリーを含めても車両重量は1400kgにとどまり、0-100km/h加速を3.2秒でこなす、スーパースポーツカー並みの加速性能を実現している、まさに「スポーツ」を名乗るに相応しいクルマだ。ちなみに最高速は210km/h(停止から10秒で到達)という。
ボディはルノーのフォーミュラEマシンと共通イメージとなるブルー基調のペイントで、イエローのアクセントが入る。ワイドトレッド化に伴って張り出したフェンダーや大型のフロントバンパー、ボディサイドのエアスクープ、リアディフューザー、そして20インチホイールなど、そのアピアランスはベース車のZOEとは大きく異なる。
搭載される2基の電気モーターは合計で462ps/640Nmを発揮。このモーターに電力供給するバッテリーの容量は40kWhだ。フォーミュラEマシンに搭載するモーターの出力が274psと聞けば、このコンセプトモデルのハイスペックぶりが想像できる。なお後続距離は400kmと発表されている。
インテリアでは、フォーミュラマシンを彷彿とさせるステアリングホイールを装着するほか、レカロ製バケットシートを装備。リアシートは取り除かれ、2シーター化されていることも、スポーティな走りに特化したモデルを感じさせる。
ダブルウイッシュボーン式に変更されたサスペンションは、オーリンズ製のダンパーを組み合わせる。これはメガーヌR.S.275トロフィーRと同じシステム構成だという。
いまのところ市販化に対するアナウンスはないが、EVの新しい可能性を示すものであることは間違いない。
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