ボルボはジュネーブショー2017にて、新型XC60のワールドプレミアを飾った。新型XC60は、2008年に発売された初代XC60の後継を担う2代目。初代XC60は9年間連続でボルボ車のベストセラーとなり、累計で100万台の販売を記録するとともに、全世界販売台数の約30%を占める、ボルボの主力車種に成長した経緯を持つ。
新世代プラットフォーム採用のSUV第2弾
ボルボ・カー・グループのホーカン・サムエルソンCEOは、新型XC60を次のように紹介している。
「ボルボは最新の技術を導入しながらスタイリッシュでダイナミックなSUVをデザインするという伝統を持っています。新型XC60も例外ではありません。アクティブなライフスタイルに最適なクルマであり、かつボルボのトランスフォーメーション(構造改革)プランにおける次のステップを象徴するものです」
プラットフォームはXC90から採用された新世代のSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)。トールハンマーデザインのヘッドライトなど、XC90と共通イメージのディテールが用いられ、ボルボの新世代モデルを感じさせる。
搭載されるパワートレインは、現行ボルボにも採用されている5機種を設定。ディーゼル仕様がD4(190ps)とD5(235ps)、ガソリン仕様がT5(254ps)とT6(320ps)、そしてプラグインハイブリッドのT8ツインエンジン(407ps)である。
新たに搭載される安全技術は、3月3日に本サイト『ボルボ新型「XC60」の詳細が続々と判明』でお伝えしたとおり、ステアリング操作をアシストする3つの技術がプラスされた。
日本導入時期は今後の発表を待つことになるが、生産は2017年4月中旬より、スウェーデンのトースランダ工場ではじまる。