ハイブリッドのほかにV6ターボも
スープラ復活の日が近づいてきた。2018年にデビューするとされるスープラは、すでにご承知の通りBMWとのジョイントベンチャーにより、来るべきZ5(Z4後継)とプラットフォームを共有する2ドアクーペになる。プラットフォームの共有は生産台数が少なめな新型スポーツカーを合理的なコストで実現するための手法であり、外板デザインやエンジンは別物の独自新規開発となる。生産はZ5同様、オーストリアのマグナシュタイアーが持つグラーツ工場で行なわれるといわれている。
新型スープラのフロントマスクは、2014年のデトロイトショーに出品されたコンセプトカー「FT-1」の流れを汲むとされる空力コンシャスで躍動感のあるデザインになるようだが、この画像では擬装の下に特徴的にせり出したノーズが存在することこそ見て取れるものの、シャープで大開口なトヨタ風エアロは厳重にカモフラージュされている。流麗なファストバックのルーフラインと張りのあるリアフェンダーは現代的スポーツカーデザインの王道。リア周りも厳重に擬装されているが、エキゾーストの切り欠きが非常に深いこと、また周辺のスペースも空いているようなので、デザイン上はこのあたりにディフューザーが存在するのかもしれない。
搭載エンジンは直列4気筒と新開発V型6気筒の過給仕様で、目玉とされるスポーツ指向の新型ハイブリッドシステム搭載車も用意される。トヨタは近い将来FIA世界耐久選手権WEC、とりわけル・マンでの勝利とこの新型スポーツハイブリッドのデビューをシンクロさせたいと考えているようなので、レース活動を含めた盛り上がりに期待が高まる。
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