【パリモーターショー2016】ランドローバー新型「ディスカバリー」続報!世界初、スマホでシートアレンジも

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なんと480kgもの軽量化を達成

 

 ランドローバーが新型「ランドローバー・ディスカバリー」を発表した。5代目となる最新世代は10cmあまり全長を伸ばして4970mmとすることで、大人7人が窮屈な思いをせずに乗れる空間を確保。すでにお伝えしている世界初のリモートコントロール・インテリジェントシートフォールド機能と柔軟なシートレイアウトを備えた、ミニバン的にも使えるSUVとされた。

 

 一連の現行ランドローバーのデザインを担当したジェリー・マクガバンの手による”ディスコ5″は、これまでの実用一辺倒な雰囲気から一転、いかにも最新世代のランドローバーといったエレガントな雰囲気に生まれ変わったが、後ろに行くほど座面位置を高くして全席で良好な視界を確保するスタジアムシートは健在。広さと合わせ、より快適な室内空間となっている。また、巨大化したボディは荷室にも恩恵をもたらし、ラゲッジルームは最大で2500リットル、2列目シート以降を荷室として使用する場合でも1231リットルが確保されている。

 

14.07.2016  V10

 

 インテリアではディスカバリー・スポーツでの革新が踏襲され、エクステリア同様、モダンな印象を強めている。トリムにはウィンザー・レザーや天然オークのウッドパネルなどを用意して上級志向の顧客の要望に応えるとともに、インフォテインメント機能では10インチのタッチスクリーンを核にスマートフォンとの連携や3G通信によるインターネット接続などを実現するInControlを採用。最新モデルらしい洗練性と先進性を提供する。

 

 パワートレインは、ガソリンが340ps(250kW)/450Nmの3.0リッターV6スーパーチャージドのみ、ディーゼルが180ps(132kW)/430Nmの2.0リッター直4ターボ、240ps(177kW)/500Nmの2.0リッター直4ツインターボ、それに258ps(190kW)/600Nmの3.0リッターV6ターボの3機種で、計4機種がラインナップされた。トランスミッションはいずれもZF製の8速ATと組み合わせられ、すべてのエンジンで駆動系は4WDとなる。

 

 走りももちろん進化しており、オールテレイン・プログレス・コントロールが路面や地形を問わない悪路走破性を提供。今回より他モデルと同じくオールアルミモノコックとしてラダーフレーム時代より480kgも削減した軽量化と合わせ、オフロードでの自由度とオンロードでのハンドリング性能を両立しているとのことだ。

 

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 欧州での発売は来年春から、価格は4万3495ポンド(約567万円)からを予定しているとのこと。日本への導入時期については続報をお待ちいただきたい。

 

 

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