最新レベルの半自動運転も実現
2.9リッターV6ツインターボを積むパナメーラ4Sも基本的にはターボの路線を踏襲していた。先代はフロントが明らかにV6系モデルの方が軽く、コーナリングマナーがよりスマートだったのだが、今回の試乗車はシャシー回りのオプションが共通だったこともあってあまり大きな差がなかった印象。こちらも0-100km/h加速は4.4秒だから十分にパワフルで速く、「どっちにすればいい?」という問いには「予算に応じてどうぞ」と答えることになるだろう。ちなみに4Sには新たに車線維持支援システムが付いたアダプティブクルーズコントロールが装着されていたが、これをオンにしてクルーズしているとクルマが自動的にステアリングを切り、ほぼ車線の中央をキープしてくれる。当代最新レベルの半自動運転も実現していることが確認できた。
不満に感じたのはただ1点、電動パワーステアリングのフィーリングにまだ熟成の余地が残ること。コーナーでステアリングを切り込んだ際、一定の角度で保蛇しているのに反力が微妙に変わる時があるのだ。このあたり、911や718が絶品なだけに惜しい。また個人的には走行モードをスポーツやスポーツプラスに入れた際にはもっと演出過多なくらいのスポーティさ(サスペンションがショックを伴うくらい引き締まったり、排気音がもっとダイレクトに耳に届くなど)が欲しいと思ったが、これはまぁGTS待ちという側面もあるのだろう。
こんなにスポーティで速いのに、こんなに快適。それはいわばポルシェ911とメルセデス・ベンツSクラスが1台になったようなもの!? もっと書きたいことはあるのだが、より専門的で詳しい情報は9月26日(月)発売の月刊「ル・ボラン」も併せてご覧ください!
ポルシェ・パナメーラ・ターボ
東京標準現金価格 ¥23,910,000
全長/全幅/全高 5049/1937/1427㎜
ホイールベース 2950㎜
車両重量 1995㎏
エンジン型式/種類 -/V8DOHC32V+ツインターボ
総排気量 3996㏄
最高出力 550ps(404kW)/5750-6000rpm
最大トルク 770Nm(78.6㎏-m)/1960-4500rpm
トランスミッション 8速DCT
燃費(欧州統合モード) 10.6~10.8㎞/L
サスペンション形式 前:ダブルウイッシュボーン/エアスプリング
後:マルチリンク/エアスプリング
ブレーキ ベンチレーテッドディスク
タイヤ 前:275/40ZR20 後:315/35ZR20
問い合わせ先 ポルシェジャパン http://www.porsche.com/japan/jp
ポルシェ・パナメーラ4S
東京標準現金価格 ¥15,910,000
全長/全幅/全高 5049/1937/1423㎜
ホイールベース 2950㎜
車両重量 1870㎏
エンジン型式/種類 -/V6DOHC24V+ツインターボ
総排気量 2894㏄
最高出力 440ps(324kW)/5650-6600rpm
最大トルク 550Nm(56.1㎏-m)/1750-5500rpm
トランスミッション 8速DCT
燃費(欧州統合モード) 12.2~12.3㎞/L
サスペンション形式 前:ダブルウイッシュボーン/コイル
後:マルチリンク/コイル
ブレーキ ベンチレーテッドディスク
タイヤ 前:265/45ZR19 後:295/40ZR19
問い合わせ先 ポルシェジャパン http://www.porsche.com/japan/jp
■関連記事
- ポルシェのデザインスタジオの舞台裏を独占取材! ポルシェの”クルマづくり”のインスピレーションの源。
- 「911ダカール」の生産終了記念、特別なデザインで輝く「ポルシェ911ダカール・ゾンダーヴンシュ」を製作
関連記事
愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?
複数社を比較して、最高値で売却しよう!
車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。
手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!
一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!
【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>